鞍馬寺の本殿金剛に到着しました。
もっとしんどい山登りかと思いきや、全然、疲れず到着できました。雪道なのでもともと慎重にゆっくり登ったし、周りを眺めたり、休憩しながらだったからなのでしょうね。
これが有名な金剛床!
お寺の方か存じませんが、一生懸命雪かきをして、通り道をつくってくれていて、ちゃんとわかるようにしてくださっていました。
こちらに祀られている尊天は千手観音菩薩、毘沙門天王、護法魔王尊が三位一体になった鞍馬寺の御本尊で、宇宙の真理そのものであるとされています。60年に一度、丙寅の年に開扉されます。
先ほどの金剛床ですが、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を示してあり、金剛床の中心に立ち、祈ることで人間が尊天と一体化し、そのエネルギーを感じ取ることができるとされています。何だか普通のお寺とは違うような感じの説明ですが、最近ですが、仏の教えって宇宙を表現して教えているんだよね……ということは常々感じているので、ここは昔から簡潔にそう言われていたのかと思いました。
鞍馬寺のホームページには、「鞍馬山には神代以前からの古神道や陰陽道、修験道等の山岳宗教の要素も含まれています。宗派に捉われない懐の深さは鞍馬寺の宗教伝統となっています。 昭和22年、初代管長信樂香雲は、このような多様な信仰の歴史を統一して鞍馬弘教と名付け、昭和24年、鞍馬寺は鞍馬弘教の総本山となりました。 」と書かれており、なんだか私の思いと同じような感覚を受けました。
お参りをする前に、拝受品の説明があったのですが、全部いただきたいやん(笑)と思いましたが、今回は新春ならではのものを頂くことにしました。
あうんの虎と福豆と破魔矢です。福豆は前回、記したとおり、節分の豆まきの時に魔滅まきをさせていただき、後に全部頂きました。
あと、たんすや金庫に入れておく金運のお守りもいただきましたが、うちに金庫はないのでたんすに入れています(笑)
阿吽の虎は一目見て、「かわいい!」と思ったので、うちに来てもらいました。これは1月限定なので間に合って良かった!と本気で思いました。
御本尊の尊天様にお参りをして、御朱印をいただき、地下へ行きました。
ここは……なんか大山阿夫利神社の裏手に似ているぞと思いましたよ。
真っ暗で幻想的なのですが、「清浄髪」といって髪を奉納するところがありました。見えないですが、ご本尊に一番近づけるところなのでしょうね。
また外へ出まして、こちらでは狛犬ではなく虎が守っています。
先ほどの阿吽の虎ですね。
調べましたら、こちらは銅像で、京都の石田理七郎によって奉納されています。作者は黒岩淡哉という守口市に住んだ彫刻家だそうです。
光明心殿やその周りを散策しました。
さて、本来の予定ではここから貴船まで歩く予定でしたが、積雪のため、奥の院への道は通行止め。
霊宝殿や木の根道など見れずでした。
またの楽しみが増えました^_^
どさっ、どさっと雪が落ちる音に導かれ、閼伽井護法善神社へ回り、お参りをして帰りました。
また、来た道を戻り、今度はロープウェイで門まで戻ることとしました。
続きます。