若い人が子どもを産まなくなっているうえに、高齢者が次第に亡くなっていく。
人口増加数 = 出生数-死亡者数
この値がマイナスになっているということだ。
この先、高齢社会が本格化する。だから、死亡者数が増えるのは仕方がない。
しかし、出生者数はなぜ増えないのか。
子どもが増えない理由として一般的に言われるのは、
①晩婚化・非婚化
②労働時間が長くて、子育てと仕事の両立ができない。
③子育てに費用がかかりすぎる
等々である。
現在の日本の出生率は1.43である。
地方の人口減少が言われている。
これは若い人の就職の機会が限られているからである。だから、若い人はみんな都会に出ていく。
しかし、都会で生活するのは大変だ。
住宅は狭くて高いし、核家族化で、子育てを助けてくれる親も近くにはいない。
都会で出生率を上げるのは限界がある。
ならば、地方で出生率を上げることはできないか。
まず、雇用機会を増やすことだ。
しかし、今の時代、工場を誘致しても若い人が地方に定着するとは限らない。
とくに高学歴になればなるほど、第2次産業ではなく、魅力ある第3次産業に就職を希望する傾向がある。
だから、高学歴の人はこぞって都会に職を求める。
しかし、その都会では、費用的にも、時間的にも子育てが難しい。
悪循環の連鎖だ。
この連鎖を断ち切るには・・・・
①地方に魅力ある第3次産業を誘致し、まず雇用機会を増やすこと
②親と近所で暮らすこと
③労働時間を短くすること
④出産手当、子ども手当、保育所の充実
等々
いうのは簡単だけど、実行するのはいずれも難しいね。
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