南英世の 「くろねこ日記」

添乗員という仕事

これまでたくさんの旅行に行った。そのたびにお世話になったのが添乗員さんである。記念写真に一緒に納まり、なかには旅の思い出とともにずっと記憶に残る人もいる。しかし、その多くは一期一会である。下記の本を読んで、添乗員の仕事の一端を知ることができた。

 

 

旅行会社が売る商品には受注型(修学旅行など)と募集型の二つのタイプがあるという。うーん、なるほど。今まで意識したことはなかったが、言われてみれば確かにそうだ。

受注型の添乗には旅行会社の社員が当たる。確かに、修学旅行の場合は顔なじみの旅行会社の方が添乗を担当していた。しかし、募集型の旅行のほとんどは派遣会社から添乗員が送り込まれるのだという。そうか、そうなのだ。知らなかった。ポーランドに行ったときも、パリに行ったときも、イスラエルに行ったときも、添乗員の方はみなさん派遣社員だったんだ。

派遣添乗員は旅行会社の社員ではない。だから、基本的にどこの旅行会社の仕事でも請け負う。下記のカレンダーは、著者の2014年10月のものである。準備と清算業務があるため、1ヵ月に20日働くのが限度だという。

 

日当は約1万円。7泊8日の海外旅行だと約10万円弱の収入になるという。繁忙期はGWとかお盆休み。ただし、冬場は仕事が激減するから、月収は年間を平均すると10万円程度(えっ、たったの????)。

よく「隣の芝は青く見える」というが、本当にその通りだ。もっと華やかな仕事かと思っていた。だからこそ「お陰様で楽しい旅ができました」と言われると、その一言が心にしみるのだという。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日常の風景」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事