T病院院長 A先生へ
寒さがちょっとマシになってきた今日この頃、院長先生もますます元気に院長業をバリバリこなしていらっしゃることと存じます。
今回お手紙を差し上げるのは、正直、院長先生にとって「うわぁ、来ちゃったよコレ」っていう内容かもしれません。でもね、これはもう6、7年にも及ぶ長期入院を経て、平成26年に退院してからの私の「胸のつかえ」をどうにかするためのものなんです。退院してから3年以上たっても、ずっとモヤモヤしてて、このままだと私も院長先生も「未解決事件リスト」に名前が載りっぱなしになっちゃう気がするので、ついに筆を取りました。
そもそも、私は何回も貴病院に入院してるんですけど、運命の入院は平成20年でした。いや~、あれは思い出深い……というか忘れられない。最初の平成15年の措置入院はさておき、その後は任意入院で「自由人」気分を満喫してたんですよね。好きな時に入院して、好きな時に退院する。でも、さすがに院長先生も「この人、ちょっと自由すぎない?」ってなったんでしょうね。ついに「次は医療保護入院じゃないとダメです!」と言われました。
ただ、そこはさすが院長先生。「扱いは任意入院と同じにするけど、勝手に退院だけはさせないよ」という、なんとも絶妙な妥協案を提示してくれたんです。
こうして運命の医療保護入院がスタートしました。退院という「ゴール」を目指す私と、「まだですよ」と微笑む病院側との攻防戦。毎日のやりとりはまるで病院版リアリティショー!次はどんな展開が待っているのか、私自身もワクワクドキドキの入院生活が幕を開けたのでした。
続きはここでは公開しませんので、ご安心を!これ以上の展開は、私の胸の内にそっとしまっておきます!