47年7か月拘束された袴田巌さん、補償金は2億円超か…弁護団は国家賠償求めることも検討(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
検察の控訴断念で無罪判決が確定する袴田さんには、請求に基づき国から補償が行われることになる。47年以上拘束されたため、補償金は最大で2億円を超える見通しだ。
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袴田さんの補償金が話題になっていたので自分の事と照らし合わせてみた。
私はアルコール依存症で入院したが途中から統合失調症の偽診断が下され、トータル6年4ヶ月の入院を強いられるはめになった。
アルコールの治療を最大1年4ヶ月とすると偽診による不当拘束は5年間。そして退院後はその病名を背負わされて不本意な人生を送る事9年。トータル14年間と考えると5千万円というのは決して高くはなく妥当だと思うが。
もちろん私の場合はその性質上、裁判で争って勝ち取れるものではないし、法的には院長は払う義務はない。ブログの読者によっては、私が何とか因縁を付けて金を巻き上げようとしているように見えるかもしれない。
退院時すでに61歳。そして微かに残火が灯っていた60代の9年間も統合失調症という烙印を押されたまま無意味に過ぎ、ついに古希を迎えてしまった。退院後、仕事に就く事、子供が産める女性を探す事から始まって、どんどん望みは小さくなり、10年後の現在は老老介護の相手を探すのが目一杯。
そんな状況でたとえ5千万円貰えたとしても何も大きく変わることはない。生活保護を辞め、贅沢はできないという状況で一年一年暮らして行くだけだ。特別に生活も変わらないし、考えつくのは病院に行って支払いをする時、自分の面子を保てて惨めで哀れな思いをしなくて済むことだろう。
金を貰ったという情報が漏れればそれ目当ての女が寄ってくるかも知れないが、もう夢もチボウもない。
生活保護受給者はどのような最後を迎えるのかは探しても情報がない。人に言えないほど悲惨なのだろう。想像しただけでオゾましくなる。だから金が残っているうちに普通の死に方ができればという願望はある。
私の人生は5000万円程度では、というよりお金では何も変わらないほど底辺で固定されてしまったのである。
まあ性能のいいPCを買うことくらいの夢はある。もうろくして使えなくなっていても抱いて眠りたいほどではあるが。