実はフランスの特にパリの人たちは今までの時代に比べてそれほど貧しかったわけではありません
それは上記でも言いました
ではなぜ革命は起こったのか
それも上記で言いましたが、そもそもブルジョアジーが力をつけたからだと
残念ながら民衆がいくら怒ろうが、力がなければ反抗することも革命を起こすこともできないんですよね
だからブルジョアジーが力を持ったから革命が起きた
それは事実なんですが、大まかにはそうでも細部の原因というのもあるわけで、例えば首飾り事件とかね
それともう一つ結構細部の原因でもあげておいた方がいい原因もあります
まず、マリーアントワネットにはお抱えのデザイナーがいました
これは別におかしなことではなく、ルイ15世の愛人のポンパドゥール夫人にもいました
マリーアントワネットのお抱えはマダムベルタン
はっきり言ってあまり優秀なデザイナーではないと思うけど、マリーアントワネットが気に入ったんならしょうがない
こいつがデザインした帽子に、羊の毛を付けたものがあって、それが流行した
マリーアントワネットがファッションリーダーだからしょうがない
何せ王妃だからファッションリーダーにもなるわ
だからそれが流行しだすと今まで田舎で小麦を作っていた貴族の領主はそんなもの作るよりも、羊飼った方が儲かるとわかって、羊を飼いだすのです
すると今までそこで小作農(自分の土地を持たない農民)は要らなくなります
羊を飼うのにさほど人員は要りませんからね
つまり彼らは首になり、農場から追い出されてしまいます
でも行くところなんかない彼らは何とかして農場に入ろうとします
そこで貴族は自分の農場を策で囲って小作農を入れないようにしました
これを「囲い込み運動」と言います
マリーアントワネットに関係なく、イギリスでも行われていますし、一時期のブームというか、(ブームというにはかわいそうな話だが、)になりました
ただ、無理にかこつけましたが、実際にマリーの帽子に関係なく、囲い込み運動はイギリスでも起こったわけなんだから、つまり小麦粉を作るよりも、肉を造った方が儲かるという事なんでしょうね
では行くところのなくなった小作農はどうしたのでしょう
彼らはパリへ行きました
パリへ行けば何とかなるんじゃないか
仕事もあるんじゃないか
そういうつもりで行ったのですが、そうそう仕事なんか見つからないし、浮浪者今でいうホームレスになります
だからパリの人口は爆発的に増えていったのです
対するパリに入ってくる小麦粉は同じか少なくなっているんだから、当然飢えるわけです
その浮浪者が革命に少なからず貢献しているのです
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