これ読んだんだけど、感想書きにくい
読んだ感想というか、まず思ったのが「いったい地球上の畑を耕したら地球上の人類がお腹いっぱい食べることはできるのか」という感想というより疑問だった
フランスにおいて貴族及びブルジョアジーの資産をすべて取り上げてもフランス人民は飢えるという計算は後で分かった
で、このヴァンテの住民というか農民だが、革命がおこるまで実に幸せに暮らしていたらしい
つまり飢えることもなかったと
えっ?
エジプトから中国の古代王朝からずっと専制君主をしてきたわけだが、民衆は飢えてなかったんだろうか?
もしそうなら革命なんか起こるはずがないんだが、
そのまま君主制でいても何の不都合もない
まあ、確かに豊かな土地の国ではそういったこともあったみたい
豊かな国ってエジプトとか日本だけど
江戸時代の日本は田舎では「間引き」とか行われていたみたいだけど、都市部は豊かだった
もし都市部の豊かさを田舎に分け与えてたら、全国民は何とか生きて行けたのだろうか?
データがないから分からないが…
でもヴァンテがそうであったとしても、ちょっとおかしなところがあるんだよね
ヴァンテの農民はみな領主を慕っていて幸福なのかもしれないが、このころのフランスの土地って、例えば貴族が自分の土地を売ることも普通にあった
流行のドレスが欲しいとかそんな理由でね
そう考えると、江戸時代末期の日本より資本主義が発達していた
それがいいか悪いかはともかく
そしてフランス革命前は実は地主というのが3段階あったところもあるらしい
つまり最初の地主が誰かに土地を貸して貸し賃だけをもらう
貸された二番目の地主がさらに誰かに貸す
三番目の地主がやっと、実際に耕す農民を雇って耕す
農民はその雇い主からある程度のお金をもらう
そんなところもあったらしい
全部が全部そうじゃないけど、そういったところもあったと
だからやっぱり革命がおこったのは囲い込み運動というか、結局農地に小麦を造らないでヤギとか羊を飼いだしたからでしょ
結局それが小麦の値段を上げることになる
まあヴァンデがそうではなかったならよほど特殊なところだったのかなあ~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます