復興支援のための義援金を集めるためのTシャツのことを記事にさせていただいて
そして多くの方たちからの協力の申し出を頂きました。
剣生会の人たちだけではなく、ほんとうに九州から名古屋から・・・あるいは被災地である宮城の方からまでもお申し出が・・・・!!
ほんとうにありがたいことで、感謝の気持ちでいっぱいです。
こうして多くの方から依頼を頂いて
返事のメールを送ったり・・・
数を確認したり・・・
業者の方と打ち合わせをしたり・・・
入金の確認をして発送をしたり・・・
色々なやりとりの中でお互いに励まし合ったり
「剣道」を通じて
「縁」がつながって沢山の
「和と輪」が広がっていく事を実感しています。
もちろんすごく時間や手間が掛かることもあって
大変だなと思うこともあるけど
峰が「何かをしたい」と思ったきっかけとなった
南三陸町で被災された「美香」さんたちのことを少しだけ書かせてください。
美香さんとはあるご縁で偶然知り合いました。
ご縁は・・・やっぱ剣道かな・・・。
美香さんちは、津波で自宅を全部流されてしまわれました。
そう、家ごと全部です。
愛犬も、思い出が詰まった全てをです。
剣道をしていた息子の壮君。当時中学生だった彼は剣道部に所属していて
防具も竹刀袋も竹刀もも胴着も流されてしまいました。
津波が来た当初、峰はすごく心配していました。
だって美香さんちは津波にさらわれたと報道があった所ありましたから・・・。
そして何日も連絡が取れませんでした。
美香さんたちが無事だということがわかったのは10日後でした。
こんなこと書くとなんだか自慢みたいになってしまうかもしれないけど
峰は一ヶ月一生懸命自分で稼いだお金、全部(こんなことできたのはもちろん竜太郎先生に養ってもらってるからですけどね。)色んな物を買って彼女に送りました。
ボランティアとしてあちらに出かけることも出来なかったし、結局はなんにも出来ない
ただの自己満足なんだと思いました。
一人で出来ることは小さいけど
みんなで協力したら何かできるかもしれない。そう思いました。
それで一昨年、Tシャツを作って色んな人たちに声をかけていただいて
協力していただいて全部で300枚以上のTシャツを買っていただくことができました。
30万円を越える寄付金が集まりました。
峰がやることをいつも黙って見守ってくれていた竜太郎先生が
「自分の目で被災地を見たい」と言って
峰達のかわりに寄付金をバイクに乗って届けに言ってくれたのが2011年の9月のことです。
南三陸町の剣道協会の最知先生に無事みんなからの寄付を届けて来てもらいました。
余談ですが、島本町でも町の理事会のときに何人かの先生方に声をかけさせていただきました。剣心会の福山先生、西崎先生、仮屋田先生たちは快く協力してくださいました。もちろん剣生会の先生方も・・・。
あちらでは、まだまだ復興とはほど遠い状態で
まだまだ剣道が出来る環境が充分ではないそうです。
今回の寄付金が、剣道をしている子どもたちにとって少しでも役に立つことを願って
そして、剣生会のこどもたちにも、どうしてこのTシャツを作ったのか
知って欲しいと思い改めて書かせていただきました。
もちろんこのTシャツは、会のTシャツとは別個のもので、決して強制ではないことを付け加えさせていただきます。
けれども
みんなには、
あたりまえに剣道できる環境が自分達にはあって
あたりまえに剣道できることに感謝する気持ちを持ってほしいと思います。
稽古は誰か人に言われてするものではありません。
みずからが求めてこなければ意味がないと思います。
稽古の前に
「さあ、がんばろう」そう思って稽古に臨んで欲しいと思います。
稽古したくても充分出来ない子達の分まで・・・・。
峰達もそういう気持ちで一緒に頑張っていこうと思っています。