mintの腎臓癌記録

腎臓癌日記です。
2012年5月、腎臓癌が発見され7月に全摘手術をしました。3か月後に肺への多発転移が発覚しました。

手術当日

2012年07月23日 22時11分12秒 | 腎臓癌
夜中のトイレに引き続き、朝になると恐怖の浣腸が・・・

どこまで、搾り取られるの~という最悪な気分になってしまいました。

手術は午前11時からということで時間になると歩いて手術室へ。
父、母、主人、妹、息子、私の6人で向かいました。

       

        大丈夫、大丈夫きっと大丈夫 

友達が教えてくれた延命十句観音経を麻酔室の台の上で唱え続けました。

背中に麻酔の注射をされるとすぐに意識がなくなったような気がします。


    うっすらとした意識の中で聞こえる複数の声

・・・「ミント起きて!目を覚まして!」 母が呼んでいる? 

・・・「ミント大丈夫か?」     父が聞いている?

・・・「腹腔鏡下が失敗し開腹手術になりました。出血が多いので輸血しますが良いですね」先生が話している?


えっ! 失敗したの?私はどうなったの?   寒い、寒い

            体がブルブルし始め、どうしていいかわかりません
 

・・・「熱が38.5度あります。電気毛布を用意しました」  看護師さんの声。


次第にブルブルがおさまり、再び眠りに



それから、どれくらい経ったのでしょう。  

何度も目を覚まします。

そのたびに息苦しさや、どこだかわからない痛み、静脈血栓を防ぐ為の足マッサージ機の痛みを感じて

眠りにつきたくても眠れず、看護師さんが見に来るたびに目があいます。

こんなに長くて苦しい夜は初めてです


   後でわかったのですが、腹腔鏡下にて腎臓をカットしたものの癒着があり
   7cm余計に開腹し左腎臓を取り出したとのことでした。
   その際、出血が多く輸血が必要になったらしいのです。輸血は人生初めてです。
   癒着がガン細胞の浸潤によるものなのか、病理検査でわかるそうです。
   どうか、癒着が浸潤でないように