mintの腎臓癌記録

腎臓癌日記です。
2012年5月、腎臓癌が発見され7月に全摘手術をしました。3か月後に肺への多発転移が発覚しました。

手術2日後

2012年07月25日 18時14分49秒 | 腎臓癌
やっと今日はお水を飲んでも良いと言われホッとしました
唇がカサカサで干物になった気分でした

この日の午前中、膀胱カテーテルも外れて、体がとても軽くなりました。
これからは自分でトイレに歩いて行かなくてはいけません。
いよいよ歩行です。

ベッドから起き上がる自主トレをした後
看護師さんに手伝ってもらいトイレまで歩いていきます。
点滴とドレインを引き連れてゆっくり、ゆっくり。


今日は暖かいタオルで看護師さんに体を拭いてもらいました。
体を拭いただけでもかなりサッパリします
寝間着も取り替えました。

そして午後になるとお引越し・・・新しい方が来るので4人部屋なのですが位置だけ移動。
トイレに行っている間にそれは終わっておりました。

夕方になるとお見舞のお友達が来てくれました
私の弱り具合に「いつもと全然違くて、可愛い」と言われてしまった
ということは、いつも可愛くないのか~と思ったりして


少しずつですが回復に向かっていることを感じられる1日となりました

目の前に退院のイメージがぼんやりと浮かんできたのもこの日です。



手術翌日

2012年07月24日 10時30分36秒 | 腎臓癌
長い夜が明け、ふと気づくと体に沢山の管がつながっていました

朝7時には酸素マスクと指にしていた心電図?が外され少し楽に


しかし、この日は拷問のような1日となったのです

まずはレントゲン撮影。  ベッドの上で撮るなんて思っていませんでした
はい、板を入れるので腰上げてくださいって そんなことできな~い
きつい、きつい

そして、それが終わりしばらく経つと
看護師さんが来て「これから歩行の練習をします。これは血栓予防の為ですよ」
と言って無理やり。。。本当に無理やり
私の体をベッドから起こし始めるではないですか~~~~

膀胱カテーテル、点滴、ドレイン、背中の痛みどめ管等を引き下げて、なんとか非常口までの7mの往復歩きました。
こんなに短い距離の歩行を、これほど辛いと思ったのは初めてかもしれません。

そして次に行われたのは、寝返りをうつ練習
これは床ずれを予防する為とのことなのですが、どちらに寝返りをうつにも傷が引きつり痛すぎて
我慢できませんでした

こんなことをしていると、もう疲れてグッタリ~


夕方、両親や仲の良いお友達がお見舞いに来てくれましたが
言葉も出ず、目も開けられず皆さん早々にお帰りになりました。

忙しいのは嫌いではないけど痛いのは大嫌いで~す。





手術当日

2012年07月23日 22時11分12秒 | 腎臓癌
夜中のトイレに引き続き、朝になると恐怖の浣腸が・・・

どこまで、搾り取られるの~という最悪な気分になってしまいました。

手術は午前11時からということで時間になると歩いて手術室へ。
父、母、主人、妹、息子、私の6人で向かいました。

       

        大丈夫、大丈夫きっと大丈夫 

友達が教えてくれた延命十句観音経を麻酔室の台の上で唱え続けました。

背中に麻酔の注射をされるとすぐに意識がなくなったような気がします。


    うっすらとした意識の中で聞こえる複数の声

・・・「ミント起きて!目を覚まして!」 母が呼んでいる? 

・・・「ミント大丈夫か?」     父が聞いている?

・・・「腹腔鏡下が失敗し開腹手術になりました。出血が多いので輸血しますが良いですね」先生が話している?


えっ! 失敗したの?私はどうなったの?   寒い、寒い

            体がブルブルし始め、どうしていいかわかりません
 

・・・「熱が38.5度あります。電気毛布を用意しました」  看護師さんの声。


次第にブルブルがおさまり、再び眠りに



それから、どれくらい経ったのでしょう。  

何度も目を覚まします。

そのたびに息苦しさや、どこだかわからない痛み、静脈血栓を防ぐ為の足マッサージ機の痛みを感じて

眠りにつきたくても眠れず、看護師さんが見に来るたびに目があいます。

こんなに長くて苦しい夜は初めてです


   後でわかったのですが、腹腔鏡下にて腎臓をカットしたものの癒着があり
   7cm余計に開腹し左腎臓を取り出したとのことでした。
   その際、出血が多く輸血が必要になったらしいのです。輸血は人生初めてです。
   癒着がガン細胞の浸潤によるものなのか、病理検査でわかるそうです。
   どうか、癒着が浸潤でないように

手術前日 

2012年07月22日 17時14分37秒 | 腎臓癌
手術の前日22日は午後3時に病院に戻りました。


病室を案内されると間もなく水で溶かした下剤300mlを渡され夜9時までに飲むようにとのこと。

一気にいけるかと思いきや、めちゃくちゃ甘くてしょっぱいう・・・なかなか飲めません

飲み始めるとお腹のゴロゴロが始まりました

そして9時になると、さらに錠剤の下剤を2錠

夜中はトイレとベッドの往復に大忙しで寝た気がしませんでした。





入院準備

2012年07月21日 21時20分56秒 | 腎臓癌
こんばんは。

まだ家にいて手術前の提出レポートを仕上げています
術後は痛くて書けそうにないので、ギリギリまで頑張っておりま~す


ところで昨日、病院で持ち物の確認をしたところ、“寝まきはゆかたをご用意ください”

とあるではないですか~

   私の頭には・・・浴衣=お祭りしか浮かびません。

すると看護師さんは「浴衣がないならネグリジュのようなもので、ズボンをはかずに済む
寝間着を持ってきてください。ボタンは全開きで」と言いました。


そこで慌てて“しまむら”に駆け付け2枚購入。安くて可愛い

先日、すでに入院用のパジャマを2枚新しく買ってあったのです。(これも可愛い

無駄にはなりませんが、なんとなく気が抜けてしまいました。
もっと早く教えてくれると良いのですけどね

できればレンタルがあると助かるのですが、市民病院はありませんでした