講演会について気になった事、知らなかった事をメモしました
近藤先生
自己紹介をしてくださいました。 お忙しい中、趣味も大切にしているということです。
毎年富士山に登り、中日ドラゴンズのファンであり、最近マラソンをされているとか。
堅苦しく怖い先生かと思いきや、とても親しみやすい印象の方でした。
患者さんにもストレスになるのが一番よくないので、好きなものを食べ,お酒も飲むのも良いですよ。とアドバイスするらしいです。
原因と傾向
腎臓がんになる原因として肥満、高血圧、喫煙そして特に北海道に発症する人が多いことから乳製品をたくさん摂取する事
と言われているそうです。
腎臓がんは今、日本全国に年間約1万9千人が発症し20年間で3倍に増えています。
近藤先生は腎臓がんは50、60代に多いがんですが最近になって20代30代が増えている、様々な環境の変化が影響しているのではないかとおっしゃっていました。
また腎臓にできるがんは4cm以下で年間0.46cm成長しますが、4cm以上になると早く成長するそうです。
最近の手術
①がんが小さい場合(4cm以下)
腎臓を残す為に部分切除を適用する場合があります。
アメリカではダビンチと呼ばれるロボット内視鏡手術が導入され、緻密な作業を要する部分切除には向いているそうです。
ダビンチを使用しての手術でさえ長い時間を要すると、執刀医は疲れの為に手先がぶれたり震えたりするそうで
そのような震えなどをダビンチは制御する機能があり、人間の手では届きにくい狭い場所の縫合にピッタリということです。
ただ、このダビンチという機械は1台3億円、メンテナンスに年間2千万円かかるそうです。
現在、日本では前立腺がんのみ保険適用となっていますが、あと数年でダビンチでの手術が主流になるのではないかとおっしゃっていました。
もし私がダビンチで受けていれば、腎臓摘出の際の癒着は出血もなく綺麗に取れたのかも
②がんが大きい場合(4cm以上)
がんをかんぜんに取り除く腎臓摘出術を適用します。
以前は副腎を含むすべてを取り除く手術をしましたが、現在では副腎に異常がなければ残すようにしているそうです。
副腎を取り去ると、残った側の腎臓にがんが発症することが数パーセントあるからだそうです。
③手術をしない場合
若い方はほとんど手術をします。ただ70代、80代の高齢者で手術をする体力がない場合は温存します。
薬物治療
薬物治療は腎がんが転移している場合です。 私が一番気にしている部分です。
近藤先生は現在6種類の分子標的薬と2種類の免疫療法があると言っておりました。
免疫療法・・・インターフェロン、インターロイキン2
分子標的薬...ネクサバール、スーテント、インライタ、アフィニトール、トーリセル もう1つ不明です、なんでしょう?新薬かな?
どの薬をどの順番で使用していくかという話になると
医師により意見が様々でケンカ(冗談です)になりそうな激論となるくらいだそうです。
また薬を2種類組み合わせて使用することもある・・・
少しわかりずらい薬の名前を聞きました。
骨転移をした場合、一般的な分子標的薬と共にミズホソフォー〇×△※何とか?という薬の組み合わせです。
最近の投薬順番:スーテント→アフィニトールorインライタ らしいですが
2番目に来るのがアメリカではインライタ、ヨーロッパではアフィニトールという傾向だそうです。
私は現在スーテントをのんでいますが、主治医に次はインライタと言われています。 アメリカ式ということです
投薬量について
投薬は薬を服用する人の体表面積で決められるそうです。
欧米では体重が40キロ台の人にもスーテントを4錠投薬する傾向があるそうです。そうなると副作用が強く出過ぎて長期の服用が難しくなります。
日本では個人の体格により投薬量を決め、なるべく長く服用できるように医師が提案してくれるとのこと。
なにより泌尿器科の先生は明るい方が多いので、気軽に相談してくださいとおっしゃっていました。
特に団塊の世代の方は我慢強いのでと強調されていました。
術後の予備的投薬の検討
腎臓がん手術の後の転移防止の為の分子標的薬の使用については、まだ統計結果が出ておらず今のところ‘しない’という状況。
私は術後3ケ月で肺転移をしました。手術前、肺にミリ単位の傷がありましたが転移とはとらえませんでした。
この時、予備的な投薬をされていたら肺への多発転移はなかったかもしれないと思わずにいられませんでした。
近藤先生の患者さんのお話も聞きました。
この方は腎臓癌摘出と心臓を止めて静脈に転移したがんを取る手術をされました。
泌尿器科と心臓外科の両方の先生にいっぺんにしていただいたそうで10時間かかったとおっしゃっていました。
こうした場合、がんセンターなどの専門医だとできないのだそうで、2回に分けての手術になりうるそうです
病院も病状によって選ばなくてはいけないことを痛感しました。
近藤先生
自己紹介をしてくださいました。 お忙しい中、趣味も大切にしているということです。
毎年富士山に登り、中日ドラゴンズのファンであり、最近マラソンをされているとか。
堅苦しく怖い先生かと思いきや、とても親しみやすい印象の方でした。
患者さんにもストレスになるのが一番よくないので、好きなものを食べ,お酒も飲むのも良いですよ。とアドバイスするらしいです。
原因と傾向
腎臓がんになる原因として肥満、高血圧、喫煙そして特に北海道に発症する人が多いことから乳製品をたくさん摂取する事
と言われているそうです。
腎臓がんは今、日本全国に年間約1万9千人が発症し20年間で3倍に増えています。
近藤先生は腎臓がんは50、60代に多いがんですが最近になって20代30代が増えている、様々な環境の変化が影響しているのではないかとおっしゃっていました。
また腎臓にできるがんは4cm以下で年間0.46cm成長しますが、4cm以上になると早く成長するそうです。
最近の手術
①がんが小さい場合(4cm以下)
腎臓を残す為に部分切除を適用する場合があります。
アメリカではダビンチと呼ばれるロボット内視鏡手術が導入され、緻密な作業を要する部分切除には向いているそうです。
ダビンチを使用しての手術でさえ長い時間を要すると、執刀医は疲れの為に手先がぶれたり震えたりするそうで
そのような震えなどをダビンチは制御する機能があり、人間の手では届きにくい狭い場所の縫合にピッタリということです。
ただ、このダビンチという機械は1台3億円、メンテナンスに年間2千万円かかるそうです。
現在、日本では前立腺がんのみ保険適用となっていますが、あと数年でダビンチでの手術が主流になるのではないかとおっしゃっていました。
もし私がダビンチで受けていれば、腎臓摘出の際の癒着は出血もなく綺麗に取れたのかも
②がんが大きい場合(4cm以上)
がんをかんぜんに取り除く腎臓摘出術を適用します。
以前は副腎を含むすべてを取り除く手術をしましたが、現在では副腎に異常がなければ残すようにしているそうです。
副腎を取り去ると、残った側の腎臓にがんが発症することが数パーセントあるからだそうです。
③手術をしない場合
若い方はほとんど手術をします。ただ70代、80代の高齢者で手術をする体力がない場合は温存します。
薬物治療
薬物治療は腎がんが転移している場合です。 私が一番気にしている部分です。
近藤先生は現在6種類の分子標的薬と2種類の免疫療法があると言っておりました。
免疫療法・・・インターフェロン、インターロイキン2
分子標的薬...ネクサバール、スーテント、インライタ、アフィニトール、トーリセル もう1つ不明です、なんでしょう?新薬かな?
どの薬をどの順番で使用していくかという話になると
医師により意見が様々でケンカ(冗談です)になりそうな激論となるくらいだそうです。
また薬を2種類組み合わせて使用することもある・・・
少しわかりずらい薬の名前を聞きました。
骨転移をした場合、一般的な分子標的薬と共にミズホソフォー〇×△※何とか?という薬の組み合わせです。
最近の投薬順番:スーテント→アフィニトールorインライタ らしいですが
2番目に来るのがアメリカではインライタ、ヨーロッパではアフィニトールという傾向だそうです。
私は現在スーテントをのんでいますが、主治医に次はインライタと言われています。 アメリカ式ということです
投薬量について
投薬は薬を服用する人の体表面積で決められるそうです。
欧米では体重が40キロ台の人にもスーテントを4錠投薬する傾向があるそうです。そうなると副作用が強く出過ぎて長期の服用が難しくなります。
日本では個人の体格により投薬量を決め、なるべく長く服用できるように医師が提案してくれるとのこと。
なにより泌尿器科の先生は明るい方が多いので、気軽に相談してくださいとおっしゃっていました。
特に団塊の世代の方は我慢強いのでと強調されていました。
術後の予備的投薬の検討
腎臓がん手術の後の転移防止の為の分子標的薬の使用については、まだ統計結果が出ておらず今のところ‘しない’という状況。
私は術後3ケ月で肺転移をしました。手術前、肺にミリ単位の傷がありましたが転移とはとらえませんでした。
この時、予備的な投薬をされていたら肺への多発転移はなかったかもしれないと思わずにいられませんでした。
近藤先生の患者さんのお話も聞きました。
この方は腎臓癌摘出と心臓を止めて静脈に転移したがんを取る手術をされました。
泌尿器科と心臓外科の両方の先生にいっぺんにしていただいたそうで10時間かかったとおっしゃっていました。
こうした場合、がんセンターなどの専門医だとできないのだそうで、2回に分けての手術になりうるそうです
病院も病状によって選ばなくてはいけないことを痛感しました。