これから

変ってしまった日常は、本当にゆっくりで。
ただ必死にもがいていた。
そうしてなきゃ、忘れてしまいそうで怖かったから。

でも、何も満たされない心。

いろんなことが巡る日々の中で、
新たな出会いもあった。
その出会いがあったから、今の私がいる。

あなたと過ごせた日々はかけがえのないもので、
とても素晴らしい時間で、
あなたが教えてくれたことは、一生の宝になる。

これから先、もっともっと上を目指していくためには、
足らないものもあるし、時にあなたのこと忘れなきゃいけないこともあるだろう。

でも・・・

心の中に、心の片隅にいつもいてくれるから大丈夫。

どんなことがあっても。

自分を信じて、あなたの残してくれたもの信じて、
前見て進んでいこうと思う。

私だけじゃない。あなたのこと心配して助けてくれた人、
大好きな草を一緒に積んでくれた人、見守ってくれた人、
あなたと共に過ごせる時間の楽しさを教えてくれた人、
全ての人に感謝。
幸せがいっぱい降り注ぎますように。笑顔でいられますように。

心から、ありがとう。

時に悲観的になり、落ち込んで、正常でいられなくなる時もある。
心ある人間だからね。
でもね、そんな時は、暖かな時間があったことを思い出すよ。
暖かな温もり感じていた時間を。
必死に頑張ってた日々を。

今この地から新しいスタート。
あなたが最後に見た景色の近くで。
しっかり前見て自分らしく。

大好きな桜が散り、やがて暑すぎる夏が来て、
また、あなたと最後に過ごした時間を思い出す。

どこで何をしているだろうか…

でも、信じて進むしかないんだよ。

一つ一つ整理しながら。

富士山の見える場所

水がおいしい。
水がおいしいから草もおいしい。

標高の高い場所。

すぐに守るべき仲間ができて。
ちびでビビりなのに、
仲間を守るために、大きな体の子に立ち向かう。
必死に頑張ってる姿は、ほんと愛おしすぎた。

でも・・・

少しずつ少しずつ別れの時は迫ってた。
全て覚悟の上だったよ。
本当に頑張ってくれたからこそ、覚悟しないと。

どんなことがあってもいつも強気。
しっかりと守ってくれた。
辛かっただろうけども、いつも優しかったね。

動けなくなって困った姿、
立ってられなくて横になってた姿、
それでも立ち上がろうとしてた姿、
腫れあがってしまった目をしっかり開けてくれた姿、
大きな傷跡は頑張った勲章。

もっといっぱい話したかったな。
沢山の感謝の気持ち伝えられたかな。

私はしっかり守られてたんだね。

心から感謝・・・。

あなたと過ごせて幸せでした。

辛い日々

今までできていたことが普通に出来なくなる。
だから・・・
今までと同じじゃダメなんだ。

そんなことに気づくのは少し後。

だから・・・辛かったよね。

でもね、どうしてあげたらいいのかわからなかった。
どうしてあげることがあなたにとって幸せなのか。
しっかり頑張ってこたえようとしてくれてるから、
なおさら・・・。

そんな時であった人…

あなたとの出会いのいきさつを知る。
そのすべてを知ったとき、私の中で何かが変わる。
愛おしさがさらに増す。

私に出来ること・・・

辛さが少し和らいだあなたは、本当に楽しそうだった。
楽しいから、邪魔されると怒ってたけどもね。
それもあなたらしくて。
少しずつ少しずつ…無理しないように。

いっぱい動けるようになって、ほんとにたくさんのこと教えてくれて。
あなたの楽しさ、この体が覚えてるよ。
ずっとずっと忘れないよ。

落ち込んでたら、変顔してくれて、
一緒に歩幅を合わせてくれて、
不安な時は私の声に耳を傾け、
いつもニコニコ笑ってて。

年齢を重ねていくうち、考えること。
いつかどこかで区切るつける。
頑張ってくれたからこそ、どこかできっぱり区切りをつける。

しっかりリハビリ続けなければ、すぐに別れが来る。

そんな状態だったから。

一番いいときが辞め時なのかな？
そう思ったり。

一つだけ思っていたこと、出会えた場所へ戻ること。
いつか来る別れ。その後の自分のことも考えたから。

一番いい時期に・・・。

試練

あなたと過ごしていく中で、大きな試練があった。
後に知ったことだけども、
本当に大きな試練で、人生の選択だった。

何か胸騒ぎがしたのも、その日は忙しくて携帯見られなかったのも、
全ては運命。

申し訳なさそうなあなたの顔は今でも忘れられない。
本当に申し訳なさそうに、辛い身体なのに、
優しい顔してたね。
本当に悩んだけども、あなたと別れる決断はできなかった。

だって・・・そこに頑張って立ってたから。
命あったから。ご飯食べてくれてたから。

私に出来ること必死に考えた。
あなたにしてあげられることは何？
毎日目が覚めると涙してた。
辛いには私じゃないのに…。

いつもおいしそうに食べていたものがあった。
たくさん摘んで持っていったら…
本当にうれしそうにゆっくりと歩みよってくれたよね。
おいしそうに食べてくれて。

それからの日々は、沢山の好物を運び、
少しの時間だけども散歩して。マッサージして。
ずっと頑張って立ってたあなたが、横になったと知ったとき、
ホッとした。
横になって一息つくの好きだったから…。

夏の暑い日・・・

出会い

小柄な体で、必死に頑張っている姿は、
今でも鮮明に心に残っている。

まじめ・・・

でもどこかかわいらしさがあって。
すぐにとりこになってしまった。

愛おしすぎて、ポケットにしまい込んで連れて帰りたい。

そんなことを何度思ったことだろうか。

運命の出会い！

そんなこと本当にあるのか！

ずっとそう思っていた。

でも、あなたに出会えたことは、本当に運命の出会いだったと
確信している。
そんなことが本当にあるんだと、身をもって感じた。

でもね、あの頃の私はまだ足りないこと、足りないものがたくさんありすぎて、
あなたと釣り合わない、受け入れてもらえないこと、沢山あったよね。
あなたは、それをいっぱい伝えてた。
私は気づけなかったけどもね。

でもね、ただただ愛おしかったんだよ。

だから・・・出会ってくれて本当にありがとう。