毎日が遺言

ニカメイチュウ

 朝、犬の散歩に出たとき、自分の田んぼの苗の中に、一部が黄色くなってしまっている苗を発見した。
 虫だ。たぶんニカメイチュウ。苗を枯らしてしまい、それがどんどん広がってしまう、ヤな虫。
 さっそく消毒をした。
 農薬はすごい匂いがする。もちろん劇薬ばかりだから、重装備で散布する。
 農作業のときはいつも長袖と長ズボン。長靴または田植え靴。帽子。そこに、消毒時は、ゴム手袋とマスクをする。メガネもかけるが、今日は細粒を散布するだけだし、暑いのでやめた。
 泥の田んぼを、農薬を撒きながら歩くと、けっこう腰に負担が来て、さらに暑い時期は体温が上がる。けっこうな作業なのだ。
 足を踏み出すたびに、オタマジャクシやカエルが水の中を逃げる。この農薬は、彼らにとっては大丈夫なんだろうか?
 散布を終えて、田んぼの入口に「ちかよるな!農薬を撒いています」という立て札を立てて回った。
 小学生なんかの子どもだけではなく、このごろはオトナまでもが、他人の土地に足を踏み入れることに鈍感な傾向があるように思う。危険を伴うようなときは、まずこちらが注意してやらないといけない。全く面倒なことだが、これはまぁしかたがないか。
 でもねー、人様の土地だっていう意識は、もっと強く持ってほしいなー、と思う今日この頃。
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