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毎日が遺言

やり方に違和感があったので

 昨日、封書が届いて、町と県国保団体連合会という組織の連名から委託された株式会社某からのものでした。中身は、接骨院などで健康保険が「適正に使われているかを調べるために、受療した内容を回答して返送してください」というもの。回答書には私の名前と「7月に支払われた金額は〇〇円ですか?」「日数は〇〇にちですか?」と記入(プリント)されていて、受領理由と受療箇所(人体図に丸を打つ)を回答し、さらに施術内容への意見を書く欄、最後に署名する欄。別紙では、出血を伴わない外傷(骨折、脱臼、ねん挫など)のみ接骨院で保険を使えるという趣旨の紙が入っていました。
 これを見たときに、私が何か接骨院でも不正に加担しているように疑われているんじゃないかと、まず思いました。またいつも行く接骨院が不正でもしているんだろうか?と思いました。私は、農作業での関節(手首、ひざ、腰など)の痛みの治療を受けていますが、毎日のように農作業をしているので、痛みが治まりきる前に作業をするものだから(接骨院からは「やったらあかんよ」といつも言われているんですが、守っていたら田畑を維持できない)、毎月のように行ってます。また「接骨院は一時的なけがは治療できるけど、それ以上は整形外科を受診してくれ」と言われているんですが、整形外科ってやたらと時間がかかるので、一時的なけがを一時的に治めてだましだましやってるのが実情です。
 まぁ、そんなだから、回答を返信しても問題はないと思うんですが、7月の治療回数や内容や金額なんて全然覚えてないし、第一、民間の会社が私の個人情報を知って「お前の書いた内容を証拠にする=証拠の責任はお前が負え」と言われているような気がして、なんだかとても不快です。公的機関が自ら責任を持つのではなく治療を受ける者に責任を押し付けているように感じます(あくまで私の感覚です)。
 なんといっても一番不快なのは、住所や電話番号などの私自身が公開している個人情報以外に、身体状況や金銭状況がわかる資料を、私が信頼するに足るかどうかわからない民間会社に勝手に渡されていることです(公的機関も中身はわかりませんが、信頼する前提でないと社会が成り立たない)。私などは特に公開されて困る内容はありませんが、それでも個人情報をあえて他人に教えることは警戒します(何に使われるかわからないし)。知られたくない身体状況がある人もあるでしょうし、そういう人の個人情報を無断で公的機関から民間企業に委託という形で勝手に渡されていることに、不信感を覚えるのです。医療にかかわる情報は、もっとデリケートなものだと思うんです。その感覚が、どうにも嫌なんです。こういう類の個人情報を扱う意識が軽すぎると思います。
 そこで、町役場に電話して、私の考えと、「そういう不信感を覚えるアンケートには回答しない」と伝えました。そして、そういう意見があることを、ナントカ連合会にも伝えておいてくれるように言いました。役場の担当者は、「情報漏洩については念書も取っているしチェックもする」と言っていましたが、「現状を見て、例えば民間会社の社員のSNSのチェックなどもするのか? それが現状じゃないのか?」と言うと、担当者は「できません。その通りです」と言ってました。それに、公の機関を“バック”に持っていることを示したうえで回答を要求すると、まじめな人が多いわが町民は、自分に秘密にしたいことがあっても回答するだろう、つまりある程度の強制力を持った文書(自由回答ではないもの)になってしまいかねないという認識はあるのかを問いましたら、担当者は「おっしゃるとおりです」と言ってました。
 結局、「アンケートには回答しなくても、それでけっこうです」「ご意見は伝えます」ということになりました。医療に関する個人情報の取り扱いの意識については、「軽すぎるんとちゃうか?」と言うと、困ったような声で「はぁ」と言ってました。想定以上のことを想定しないと、個人情報は適切に守れないよ。
 まぁ、ほかにも言いたいことはあるけど、今日はこのへんで堪忍しといたろ(笑)。
 こんな風に書いていると、クレームをねじ込んで怒鳴り散らしているように感じられるかもしれませんが、極力フレンドリーで穏やかに話したんですよ。文句を言うんじゃないからね。こちらの考えを受け入れてもらえばいいだけだからね。(^▽^;) 役場の担当者も、いろいろ大変だろうしね。一応、誤解のないように(笑)。

 とまぁ、そんなことがありました、とさ。
 夜には自主夜間中学に行って、ベトナム青年の日本語の勉強のお助けマンしてきました。

 晩ご飯は、火曜日のカレー。今夜はチキンカレーです。熟柿をペーストにして入れてあります。辛みの強さはそのままに、辛さの質(感じ方)がまろやかになって、美味しいです♪
 サイドは、畑の渋柿で妻が作ってくれた干し柿のなます。それと、畑で採ってきたサラダ菜。あとは漬物類(しば漬けとショウガの佃煮)。
 今夜も美味しくいただきました♪

 去年の記事を見ていて、そろそろ豆類の種まき準備をしないといけないことに気づきました。いろいろやることがあるなぁ。もう10月も下旬に入ってるんやねぇ。せわしないなぁ。

コメント一覧

mirapapa
Fsさん、ありがとうございます♪
仕事を委託することそのものは、必要であれば使える方法だと思いますが、前提となる「市民を守る」という意識が欠如していたり後回しになっている状態なら、これは公的機関の信頼を失う事態を招くこと思います。
それをわかってほしいんですけどね。なかなか難しいという感触を覚えました。
何が大事かをわかってほしいですね。
Fs
ご意見に同感。最近は自治体も職員が安易に業務の丸投げをしてしまうようです。人員不足もありますが、歯止めが効いていませんね。国へ見習え、になっているようです。内部で「直営」を求め続けることと、市民の側からしつこいくらいの問題提起が必要に思います。現役を離れて12年、歯痒くてなりません。
mirapapa
彷徨さん、ありがとうございます♪
委託という形で大事な個人情報を漏らす機会を増やしている、という認識が弱い、わかっていても二の次になっている、というように感じたんです。
組織間の念書だけでは、個人の金銭欲の歯止めになりませんよね。
実効的な行動を望んでますが、まず公的機関がしっかりしてくれないとね。
彷徨の人生
訂正です。保護→反故でした。
彷徨の人生
個人情報はダダ漏れでしょう。
漏れた情報が名簿屋に売られたり。金で何でも買える世の中は問題が多いです。
かつて不可侵条約を保護にした国がありました。念書もどうでしょうか?
mirapapa
はるさん、おはようございます♪
共感のコメント、ありがとうございます😊
私自身、そういう意識をきちんと持っているかというと、あまり自信はないんですが😅、やっぱり気がついたことは、言えるタイミングで相手に伝えるのが良いと思ってます。
人間は、言葉の動物だから、ちゃんと言葉で伝えないと、その良さを放棄してしまう気がするんです。(大層な言い方ですが)
感情に走らないで伝えるのは難しいですけどね。
相手がどう思おうと、伝える方がいいと思ったので、電話しました。
こちらは行政に協力している気持ちなので、激しい糾弾ではなく(そうしたい気持ちもないことはないんですが)、穏やかに糺すというか受け入れてもらうように気をつけたつもりです。
互いにそういう伝えと受け止めが普通になれば、もっと率直に意見交換できると思うんですけどね。
疑い合うんじゃなくて受け止め合う社会の空気を作りたいです。
はる
「個人情報を扱う意識が軽すぎる」のご意見、ごもっともです!
公共機関、民間企業問わずに取り扱いには注意をします、個人情報の守秘義務は守ります.というようですが、そもそも個人情報が何故大切なのか、扱う担当者個人個人はその中身を持っていないと思います。杓子定規にあてはめているだけではないでしょうか!そして呆れることに開示を請求されて、mira papaさんのように違和感を感じたり、開示を断ったりすると反対に‘言いたくない、隠したいことでもあるのか’と勘繰られかねないのではないでしょうか。
だから日本人は黙って従う人が多いのでしょう。嫌な慣習ですね。
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