毎日が遺言

従軍慰安婦のこと

 首相や閣僚が「事実として強制連行はなかった」と、やたら強調している。
 でも問題はさ~、実際に従軍慰安婦として朝鮮半島や中国の女性も戦地に送っていて、その補償をちゃんとしていないってことなんじゃないの?
 そりゃあ戦争中の事情なり、戦争中だけに通じる理屈があったんだろうけど、やっぱり強い権力を持つ方が、その力を使って数多くの女性の人生を奪ったことは確かだし、戦後、日本人扱いしないで補償も相手が許せる程度にすらしていないってことが問題

 オレはこういう政治家の感覚に触れるニュースを聞く度に、日本の文化の中で大事にされてきた心性がないがしろになってると、いつも思う。
 それは“慮り”。あるいは“忖度”。相手のことに思いを巡らし、相手の心を推し量る態度。
 こういう「美しさ」を大事にしてきたんじゃないのかなぁ、日本は。
 相手がどういう態度でどういう言動をしようとも、自分が関わり、反省を求められたことについては、まず自らの非を先に認め、先方の意を汲み取る。
 何にしろ、アジアの外交問題で、いつも求められているのは、この日本の美徳というべき態度だと思う
 今の窮屈な外交ではそんなことやってられないのかも知れないけど、私には「日本の美しさ」が欠けまくっているようにしか見えないよ。
 そういう言動をする人間が「美しい日本」なんて、はてさてどんな「美しさ」を言うのやら(笑)。
 それがまた首相や閣僚だなんてねぇ… 誰が選んだの?
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