毎日が遺言

DVDで映画を

 観た。妻と二人で。『博士の愛した数式』
 日頃は映画を観ないのですが、先日、急に何でもいいから映画を観たくなってレンタルしておいたのでした。
 急激な展開も、派手なアクションも、大げさな演出もなく、しみじみとした作品でした。こういうのが好きなんですよね~。
 その中のシーン。
 博士が、服に貼り付けたメモをはずして、「ありのままに生きる」と言うシーンがありました。自分をありのままに受け入れる。本当にそこに自分が心の底から安心できる時間や空間があるように思う。
 またラストに詩が出るんですが、そこには「一輪の花に天国がある」という言葉がありました。ありのままに、ただそのままにしかいられないままに生きる命の、ひとつひとつに「天国」がある、ってことかなぁ、と思いながら、こんなことを思っていました。
 家の前にある小さなため池に鴨の家族がいるんです。急に冷え込んだ先日、鴨たちが自分の頭を羽の中に埋めるようにして水面に浮かんでいました。それは、不安や不満もなく、また驕りも自己否定もなく、今いることをそのまま受け入れて、今の自分の最善のことだけを為している姿でした。その姿に、「極楽」ってこういうことかも、と思ったのでした。
 う~む、あはは… どうでしょう?
 妻はと言えば、最後の博士とルートのキャッチボールシーンで、なぜか涙ぐんでおりました。かわいいお子じゃのぉ~♪
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