当然、私の母親の友だちもそういう女性。連れあいを亡くしたさびしさも手伝うのか、とても仲がいい。仲がいいといっても、その場では楽しそうに相づちを打ちながら、その人がいなくなるとあれこれ愚痴ったりけなしたりするのだが(笑)。まぁ、そんなのでも、同じ立場の女性として、どこかで心がつながっているような気がする。
そんなウチのばあさんの一番の友だちに、Iさんがいる。
妻とばあさん(嫁と姑ですな)とは、何かと気持ちのすれ違いや行動のズレがあって、きしみが出ることも多い。双方、気を使っているのだが、互いに相手の望んでいるような気の使い方にならないウラミがあるんだなぁ、これが。
で、それは何もウチのばあさんだけじゃなく、どうやら我が自治会のばあさん世代全般に言えることみたいだ。
たとえば、Iさんは、とても謙虚な言動をするのだが、とてもがんこ。
我が家に遊びに来るときには、いつも何かと気を使って、手みやげをひとつ持ってきてくださる。私たち夫婦が家にいるときには、「若い人(私たち夫婦のことです)たちのじゃまをしたらいけないので遊びに行かない」と言う。別にIさんが来ても全然じゃまじゃないので、私たちがお菓子を買っておいて、「どうぞ来てください」と言っても、「行かない」と言ったら、まず来ることはない。私たちが「じゃまじゃない」と言う、その言葉が、謙遜だと信じて疑わず、“互いに謙遜し合うIさんとみら夫婦”という、事実とは少し違う図がIさんの頭の中でできあがってしまっているようなのだ。
でも、Iさんは、自分が行きたいと思ったら、必ず来る。それは、例えば妻がいくら忙しくしていても、「忙しいなぁ、ごめんなぁ」と言いながら来て、ひとしきり話をする。妻にすればその時間がとても惜しいのだが、それはなかなか伝わらない。妻も、「忙しいんですが」とは言いにくい。
悪意は全くないのだ。ひょっとしたら、行動のタイミングが悪いだけ、バイオリズムの周期が合わないだけ。
しかし、妻にはストレスが、どんどんたまってゆくことになる。
家の中にも外にも、そういうばあさん世代がたくさんいて、これからもうまくつきあっていかねばならないんですよね、田舎のヨメは。
ああ、妻よ、どうか身体だけはこわさないでおくれ。たまには愚痴も聞くよう、オレもがんばるからね。
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