今日も良いお天気で、暑い日になっている奈良です。
朝はまずヤオヒコで食材の買い出しをし、そのあと田んぼの水を抜くために水口を開けました。「中干し」と言って、この時期に一週間程度田んぼの水を抜いて土を乾かし、稲の根の張りを促します。とりあえず水口を開けておいて、午後にもう一度抜け具合を見てしっかり水口を開けて回ります。
これは梅干しの土用干し。小梅は土用干ししないそうです。
たくさん採れているうえに、たくさんもらったトマトは、その一部を妻がケチャップにしてくれています。まだトロトロですが、この状態でとても良い香りがしています♪
野菜の収穫だけをして、11時過ぎに、親子3人で、母の施設へ面会に行ってきました。
この施設には、私の幼馴染が勤めていて、母を面会室まで連れて来てくれて、「オレから差し入れ」と小さく切ったスイカを出してくれました。母がスイカが好きなことを覚えていてくれたのでした。妻が種をとって、さらに小さく切ったスイカをフォークに刺すと、母は嬉しそうに何度も食べていました。ありがたいです。
今日の母は、私の顔を見て、笑顔になって手をあげていました。これまでにない良い反応でした。息子には「久しぶりやなぁ」などと話していました。しばらく見ることのなかった冴えた反応でした。
まぁ、冴えているとはいっても相変わらずのちぐはぐがありました。「私、242歳になってん」(三桁ですよ(笑))と言うので「何年生まれ?」と訊くと「昭和6年」(これは合ってます)とちょっとどや顔だったり、18年前に亡くなった祖母のことを「おばあさんは元気にしてはるか?」と訊くので「もう遠いとこへ行かはった」と言うと「そうか~」とビックリしたり、息子に「なんぼ(何歳)になった?」と訊いて息子が「35」と答えると、目を丸くして驚いていたり、という具合でした。
私たち夫婦に「借金残して、すまんなぁ」などとも言ってました。祖母が勝手に借金をして、返済を母にさせていたこともあったので、そのころのことを思っているんだと思います。「もう返したで。心配ないで。家の方はちゃんとやってるから安心しときや」と言うと、ホッとしたような顔をしていました。記憶は数十年前のままのようでした。その記憶の中で、あれこれと考えているんでしょうね。
息子に「今日は連れて帰ってくれるんやろ?」と言っていましたが「家では車いすで生活できへんから、もうちょっと良くなるまでこちらの世話になっておいて」と返すと、ちょっと残念そうにしつつも「仕方ないな」という表情でした。
15分ほど話して、母が唐突に「今日はありがとうございました」と丁寧にお礼をしたので、私もテーブルに三つ指ついて「失礼します」などとふざけると、母も同じように指をついて笑っていました。みんなで笑ってバイバイしてきました。
こんな風に穏やかに面会できてよかったです♪
そのあとは、買いたいものがあったので、駅前の商業施設に行き、地下の「きらく」でお昼ご飯。
私はカツ玉定食(小うどん付き)。カツ丼のセパレートのやつです。妻は唐揚げ定食のご飯抜き、息子は好物のカツ丼。みんな美味しくいただきました♪
食事のあとは、息子は別の買い物に行き、私と妻は同じビルにある知り合いの時計屋さんに行き、甥っ子の引っ越し祝いにプレゼントしようと思う時計の相談。色々見せてもらい、もうちょっと甥っ子の要望を聞いてから選び直すことにしました。
それから、喫茶「米寿」でコーヒー豆を買って、帰ってきました。
家に戻って車を降りると、暑さがずいぶんひどくなっていました。暑さがマシになるまで待って、田畑を回ろうと思います。今日は腰を休めるために、力の要る作業はお休みします。