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天眞

2023-07-17 09:57:00 | 日記
野鳥の撮影に行った杉森神社で御朱印を頂きました。
神社の御朱印は楷書の朴訥なものが多い印象ですが、ここの宮司さん は達筆で、見開きに希望のことばを書いてもいただけます。
何を書いてもらおうか、ことばのリストを見ていて天真が目に止まりこれをお願いしました。
書いてもらったあとで、天眞てなんだろう?天真爛漫の天真だよなぁなどと考えながら国語辞典を引くと、「自然のままで、かざり気がないこと。また、そのさま。」とあり、出典の最初に道元の
正法眼蔵(1231−53)弁道話「天真の仏法に証会し」がでているので、これが日本における初出でしょうか?

漢和辞典で真を見ると
1.  本当のこと。事実そのもの。まこと。
2. 人為の加わらない自然のままの本来のもの。本質。本性。「天真」
3. 自分自身。

1は普通に真の字から最初に思いつくもの
2は天真の真で今回の語義
3の自分自身というのは初めて見ました。
用例を見ると「見利而忘其真(りヲみテそノしんヲわすル)」
訳は「利を目にして自分を忘れている」で出典は荘子の山木篇でした。
3の語義の後にも色々続きますが、漢字の世界も奥が深いなぁ…




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