怠惰の極み

『みかんさ～ん、散歩行きましょう』


…あぁ～ん？



ダラダラモードですな
今日は散歩がとても面倒な御様子。
こんな時に無理矢理に散歩に連れて
行くと…

こうなります
もぅ歩きたくないらしい


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懐かしのブランデー

父にウイスキーを頂いた。
私、あまり飲めないのに…

いい加減にウイスキーの似合う男に
成長しろ。
いつまでチャラチャラしてんだ。
阿呆息子め…
とでも言いたいのかしら？

多分、一生無理だ。
残念だが父よ。
キッパリと諦めてくれ

落ち着いて飲む事なんて出来ない。
1人静かにグラスを傾けるなんて
私には絶対無理だわ～
一人でバーに行く事はあるケド、
いつの間にかスタッフさんとかに
話し掛けられて、
ついつい楽しく話し込んでしまう

一人で飲みたいから話し掛けないで
って空気は如何したらだせるのか…
まぁ、楽しいから良いけどね…


ところで、ウイスキーで思い出すのは
高校時代、胸元に派手に彫り物のある
本職さんがバイト先のコンビニの
氷を全部買い占めて行った。


そして在ろう事か、
『氷、全部くれ。
　兄ちゃん、重てぇから車まで
　運ぶの手伝ってくれよ』
と言う。

「いやいや、昼の忙しい時間帯に
　レジ離れんの無理ですわ」
と、一旦断ってみると、
『じゃあ、三時頃に出直すわ。
　夕方っから飲むからよ。』
と言う。

いやいやいや、何時から飲むかなんて
知らねぇよ。
兎に角、手伝えないから、
子分さん達でも連れて出直して下され


…と思っていたら、3時に
『昼時じゃなきゃ大丈夫って、
　言ってたよな。』
と、またしても一人でやって来た
親分さん。

子分連れて出直すんじゃねぇのかよ
結局、私が手伝うんか。
子分連れて来いよ～

仕方ないから、渋々台車で車まで
三往復。
しかしどんだけ飲むんだ…。
流石は本職、半端ない。。


そして『悪かったな、兄ちゃん』
と、渡されたのは確かこの銘柄では
なかったろうか…？
うろ覚えだけど似てる気がする。
う～む、懐かしい。。



…ちなみに
「氷を運んだ位でそんな要らんよ」
と断ると、
『出したもん、引っ込められねぇ
　だろうがよ』
と、何故だか怒られましたとさ…。
…何で？

っ～か、私服だったから解らなかった
かもしれんけど、
まだ高校生だったんですがね…
ウイスキーなんて飲めるかいな。

そんなアウトローな味わい。
やっぱ、私にはまだ早いっスね


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