出口の見えないうつ病との闘い

うつ病と闘って約5年、闘病生活を綴ります

心の底から主治医を尊敬

2020-07-26 20:00:23 | 日記
昨夜の就寝が夜中の零時くらい。

起床が朝の6時くらい。

確か2時くらいにトイレに起きたような、、、。その時も何も異変はありませんでした。

朝の6時に部屋のカーテンを開けると、誰もいなかった隣のベッドのカーテンが閉まっています。隙間から覗いてみると、まだ私よりも若い男性が眼帯をして横になっていました。

いつも朝の8時半から主治医の診察があるのですが、診察に行こうと思ったら、たまたまその部屋から男性が出てきました。

隣にいる、mistです。もしうるさかったりしたら遠慮なく言ってください、と挨拶しました。

そして、今朝方入院ですか??と聞くと

その男性は、見え方がおかしいと思っていて連休明けに眼科に行こうと思っていたのですが、あまりに痛いのと見え方がおかしくなったので救急車を呼んだんです。そしたらこの病院に搬送されて網膜剥離との診断で緊急手術の緊急入院になりました。ついさっき手術が終わりましたとのこと。

男性は独り暮らしのようで、まさか緊急入院になるとは思ってもいなかったようで着の身着のままの格好でした。

入院セットなども持っておらず、食事に必要な割り箸やら紙コップやらをお裾分けしてあげました。

朝の診察、若干疲れた様子の主治医の診察。

私は、もしかして隣のベッドの方の手術、先生がオペしたのですか??と聞きました。

そうですよ~、当直ではない日の夜中の呼び出しは輪番制なんですよ、アハハハ。産婦人科医の次に眼科医が少ないと言われてますからね~、とのこと。

いやいや、先生、笑い事ではないですよ、身体が持たないですよ!!と思わずツッコミを入れました。

そんなことよりmistさん、アゴを台の上にのせて眼を見せてくださ~ぃ、ウン、順調です。このまま絶対安静続けてくださいね、と言われて診察が終わりました。

車椅子で私を病室まで運んでくれる途中に看護師さんに聞きました。

先生休みなく診察に当たってくれるのは嬉しい限りなのですが、休みなく診察して、夜中に呼び出されてオペして、本当に身体は大丈夫なんですか??

看護師さんは、看護師は人数も多いからシフトが組まれていて休みの日の呼び出しはほとんど無いけど、口腔外科とか眼科医はちょっと特別で、救命救急センターで対応が出来ない専門分野は当直担当医の呼び出しがあるんですよ、お盆も正月もなく診察にあたる先生たちのこと、私たち看護師も尊敬してますよ、とのこと。

こういう先生達には給料あげてもいい!!むしろ休みや休息がない分、せめて給料だけは高級取りであって欲しい、心からそう思います。

休みなく働き、夜中だろうが正月だろうが呼び出され失敗の許されないオペに臨む。

日本の地域医療がギリギリのところで守られているのは、こういう先生方のおかげなのだと痛感しました。

市議会議員、県議会議員、国会議員の先生方も確かに偉いのかもしれません。しかし『サルは木から落ちてもサルだけど、政治家は選挙に落ちたらただの人』とも言われています。私はまさにその通りだと思います。



私の診察の終わりしな、「また、明日診察しますからね~、お大事に」と言っていつものように笑顔を見せる私の主治医が、とても誇らしく、また、とてもかっこよく眩しく見えました。