『雨煙る。』

観劇ノート。
『雨煙る。』は現実との境界が雨で滲むイメージ。一瞬、何処かで繋がっているかもしれない舞台上と此方側の話。

ジャージー・ボーイズ2022

2023-02-06 23:08:41 | Jersey Boys 2022



JB ボブとニック 夏と秋
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【夏】と【秋】のボブとニックを中心に色々と考えたのでTwitterなど呟いたものを纏めた。前後を飛ばして夏と秋のピックアップ。
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まず、ニックはボブがグループに参加する事に最初から歓迎体勢。

ボブとフランキーの[契約]の話が聞こえてしまってからのニックについて。
ボブが[ジャージーっ子]っぽくない事を理解しつつ、仲間に受け入れるからには……と、ニックは気にかけていたのではないか。(実際、ボブは高校生位までNY在住)
……加入時から何でも[契約]での関係を求めてくるボブに対して[仲間]を教えたかったニック。
[契約でする音楽]ではない[仲間とする音楽]を知って欲しかったし本当の意味でジャージーっ子が思う[仲間]になって欲しかったから沢山構ったのではないか。そして結果 、【夏】のボブがニックを[親友]と呼ぶに至ったし、『ニックの言う通りだ、仲間と居る方が楽しい』と言うボブの台詞に繋がったのだと思う。
でも、ここで表面上は一見うまく[仲間]になって迎え入れられたように見えて、認識と言うか価値観の違いがあったし根本的にその違いが埋められず変えられなかった事で【秋】での決別に繋がった…ように見えた。
【秋】で、ニックがボブの事をゴーディオと苗字で呼んだり『お、気を引くことが出来たぞ!おーいボブ久しぶり!』(※ちょっと正確な台詞覚えてないのでニュアンスです)と言ってしまう台詞はボブに対して[仲間]はそうじゃないだろ?俺の方をお前見てなかったろ?って言うニックの心の声ではないだろうか?
フランキーの台詞で『一緒に世に出るって事は鉄の絆』『俺は、そう思ってる』みたいな感じの台詞も。
ボブと[ジャージーっ子]の間に横たわる認識や価値観の違いを表している感じがした。
ボブとしてはフランキーが決めた事なので『契約』に基づきトミーの借金は一緒に返す。トミーは除名。『契約』はフランキーとボブのものなのでニックは関係無し。…ボブ、貴方 …本当に大丈夫?人間関係築くの下手通り越してない?と思って、そこではたと思った。まだ若い時にニックがボブをどうにかしてやりたくなった気持ちがちょっと分かった気がする…皮肉な事なんだけど!だから…なんと言うか…ニックがボブにしてきた事無駄だったんだなぁと思うと虚無感が凄い。…そりゃ、お家帰りたくなりますよ。まぁ、それだけじゃないでしょうけど。
トミーの事もありますし。やっぱり[仲間]だから借金完済して帰る場所守って…って選択肢もあったにはあったハズ。トミーとトミー兄とニックで始めたグループがいつの間にか自分たちのものでは無くなっていた感覚に陥ったのか…。『契約』によるフランキーとボブのものなのか?…って。…お家、帰りたくなるよね。もう、お家が何処か分からないかもですが、兎に角俺を解放してくれ嫌になっちゃったよ、ですよね。逃げ癖があるニックにしては今まで良く頑張ったと思う本当に。[仲間]と[音楽](仲間とする音楽とも言う)を愛してたからだけれど!!

因みに、ですが『ニックはハーモニーの天才』と【春】で言っていたと思うんですが …ニックはグループの殆どの曲でボーカルアレンジを担当してたようです。つまり4人のボーカルのバランスを取ってボーカル用の楽譜を作る役割とも言える。そして、音楽だけでなく グループ内でメンバー同士のバランスを取る役割もしていたのでは?と思うんです。
例えば、トミーのめちゃくちゃさ。若手2人ではなく自分が引き受けていた。
フランキーの歌のレンッスン。フランキーが音楽で自分たちと一緒に世の中と戦うための武装を整えていった。
そして、ボブ。ジャージーっ子と言うにはちょっと足りない部分と人間関係の下手さが気になりすぎて何とかしてやろうとした。
…割とグループ全体的に整えて世話やいてる感じがするんだよなぁ……俺は[俺]の味方だから 適当にしか世話焼かないけど、でもやっぱり[仲間]だから、なんだろうなと。


※以下は上記以外の私のTwitterの呟き掲載。
どのツイートもだいたいでツリー形式で長々と何か言っているので見にくくてすみません。
あと文章汚いです。多分推しを褒めてしかいない。


























はじめに

2023-02-06 20:44:41 | 日記
観劇ノート的な、その時に感じた何か。spiさんが出演されるミュージカルや舞台を中心に書いていく予定です。
アイコンとヘッダーは自作絵。
privatterからの移行先としての観劇ノートです。オリバー以降の刀剣以外のものを他の記録からサルベージする予定です。

ブログのタイトルの『雨煙る』は現実と虚構との境界が煙る雨で滲むイメージで。
ほんの一瞬、何処かで繋がっているかもしれないし、繋がっていないかもしれない、舞台上とこちら側の世界のお話。