Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

優しい月…。

2007-08-29 09:17:02 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_1231 昨日は、

 皆既月食

 でしたね。

 

 

 

 

 残念ながら、横浜は曇りでしたので 見られませんでした。

 テレビで、鹿児島や札幌の空の 月食の様子を見ました。

 とても綺麗で 神秘的でしたね。

 次の機会 ( 3年後?) には、見られるといいなぁ…。

 私は 満月を見ると、父方の祖父:喜代松さんを想います。

 祖父は 父が学生の頃に亡くなりましたので、逢ったことは もちろんありません。

 それでも、お仏壇に飾られた写真や 祖母のアルバムなどで 顔は知っていましたし、祖母や父・叔父・叔母から 色々な話を聞いていましたので、とても身近に感じていました。

 豪儀で男気大将だったという祖父…。

 新しい物が大好きで、とってもお洒落さんだったのですって。

 

Photo_1233 水上自転車に乗る祖父。

 確かに 新し物(珍し物?)

 好きですね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 躾の厳しい祖母に嫌われていると、幼い頃から思い込んでいた私…。

 祖父が 祖母とよくケンカをしていたという話を聞いてから、

「 お祖父ちゃんは絶対に私と気が合ったはず。」 と 何故か勝手にそう思っていました。

 祖母や叔母に 「 貴女は お祖父ちゃんの気性に似ている。」 と

言われたこともあります。

 叱られた時には、いつもこう思っていました。

 「 誰も私のことを理解してくれない…。お祖父ちゃんがいてくれたら、きっと私の味方になってくれただろうなぁ…。」

 子供にありがちな 空想癖(?)ですね…。

 そんなある夜、祖母に叱られて外に出された時に 泣きながら見上げた空には、ポッカリと まんまるお月様が浮んでいました。

 「 あぁ、お祖父ちゃんが見守ってくれている…。」

 そう思ったら、ちょっぴり元気になりました。

 それ以来、満月を見ると 祖父を想うことにしているのです。

 同じ様に、蝶を見ると 蝶の柄が大好きだった叔母を 想います。

 そうすると、心に優しさが染み込んできます。

 夫は 綺麗な夕陽を見ると、義父を想うことにしました。

 とっても懐が深くて 穏やかだった義父に ピッタリです。

 大好きな人や大事な人とお別れするのは 哀しくて寂しいことですけれども、こんな風に想うことで ほんの少しだけ癒される様な気がします…。

 

Photo_1232

 お祖父ちゃん、

 これからもずっと

 見守っていてね…。