皆既月食
でしたね。
残念ながら、横浜は曇りでしたので 見られませんでした。
テレビで、鹿児島や札幌の空の 月食の様子を見ました。
とても綺麗で 神秘的でしたね。
次の機会 ( 3年後?) には、見られるといいなぁ…。
私は 満月を見ると、父方の祖父:喜代松さんを想います。
祖父は 父が学生の頃に亡くなりましたので、逢ったことは もちろんありません。
それでも、お仏壇に飾られた写真や 祖母のアルバムなどで 顔は知っていましたし、祖母や父・叔父・叔母から 色々な話を聞いていましたので、とても身近に感じていました。
豪儀で男気大将だったという祖父…。
新しい物が大好きで、とってもお洒落さんだったのですって。
確かに 新し物(珍し物?)
好きですね…。
躾の厳しい祖母に嫌われていると、幼い頃から思い込んでいた私…。
祖父が 祖母とよくケンカをしていたという話を聞いてから、
「 お祖父ちゃんは絶対に私と気が合ったはず。」 と 何故か勝手にそう思っていました。
祖母や叔母に 「 貴女は お祖父ちゃんの気性に似ている。」 と
言われたこともあります。
叱られた時には、いつもこう思っていました。
「 誰も私のことを理解してくれない…。お祖父ちゃんがいてくれたら、きっと私の味方になってくれただろうなぁ…。」
子供にありがちな 空想癖(?)ですね…。
そんなある夜、祖母に叱られて外に出された時に 泣きながら見上げた空には、ポッカリと まんまるお月様が浮んでいました。
「 あぁ、お祖父ちゃんが見守ってくれている…。」
そう思ったら、ちょっぴり元気になりました。
それ以来、満月を見ると 祖父を想うことにしているのです。
同じ様に、蝶を見ると 蝶の柄が大好きだった叔母を 想います。
そうすると、心に優しさが染み込んできます。
夫は 綺麗な夕陽を見ると、義父を想うことにしました。
とっても懐が深くて 穏やかだった義父に ピッタリです。
大好きな人や大事な人とお別れするのは 哀しくて寂しいことですけれども、こんな風に想うことで ほんの少しだけ癒される様な気がします…。
お祖父ちゃん、
これからもずっと
見守っていてね…。