『 ETV特集 』
NHK教育テレビ
毎週(日) 夜10時~
昨夜、夫と一緒にテレビを観ていた際、何気なく切り替えた画面に心惹かれました。
『 ETV特集 は、考えるヒントを与える 「 心の図書館 」 です。』
そう謳われているこの番組、昨夜の特集は 「 里山保育が子供を変える 」 でした。
千葉県木更津市のとある保育園では、折に触れて里山へ行き 自然と触れ合う保育を実施しています。
田畑で泥だらけになり、森で動植物を知り、遊び、学び、成長してゆきます。
苗を植え・稲を刈り、種を植え・実を収穫し…育てた食物は ひときわ美味しく感じることでしょう。
『 ETV特集 』 は、この里山保育を長期間 取材しました。
入園したての “ くじゃく組 ” のお子たちの中には、田んぼでの泥んこ遊びに抵抗がある子も何人かいます。
多くのお友達がパンツ一丁で泥だらけになりながら遊ぶ姿を、
洋服を着たまま ジッと見ています。
「 何で、泥遊びしないの?」 と尋ねるスタッフに、「 だって汚れちゃうもん…。」「 じゃ、脱いじゃえばいいんじゃない?」 …そうしてお子たちは 一人また一人と泥の中へ…。
擦りむいて怪我をして泣いている女の子がいました。
「 痛い?」「 うん…。」「 もう、今度は泥の中には入らない?」
「 ううん。入る!」
年長さんの “ くじら組 ” になる頃には、皆 とっても愉しそうに泥だらけ…。
明らかに顔が変わりました。
瞳がキラキラ、笑顔もイキイキとしています。
そんな中、S君が途中入園してきました。
S君は 思い通りに物事が運ばないと、口が出て 手が出ます。
女の子だって、平気で殴ります。
殴られたKちゃんは 泣いてしまいました。
そこで現れたのは、M君。
皆よりちょっと体格も良く、何より正義の味方です。
事情を聞くとS君の元へ飛んでゆき、「 女の子は殴っちゃいけないんだぞ!Kに謝れ!」 嫌がるS君をしっかり捕まえ、他の子に 「 Kをここに連れて来て!」 連れて来られたKちゃんに S君は 「 ごめんね…。」 一件落着…と思ったのもつかの間、S君はまた別の子を殴り、そしてM君が再び飛んでゆき…。
我儘放題のS君…次第に皆から孤立します。
S君が問題を起こす度に M君が立ち上がるのですけれども…M君の言うことは正論で、大人だって言えない様な素晴らしいことをズバリと指摘します。
S君もだんだん判ってきました…。そして、変わりました。
暴力を振るうことも無くなり、皆と仲良く遊ぶ様になりました。
この保育園の素晴らしいところは、保育士さんが必要以上に
監視・干渉しないことです。
お子たちは自分達で学び、成長してゆくのです。
夫と私は、この番組を観て、とっても感動しました。
私は 「 子供って、素晴らしい…。」 と、涙…。
この回の放送、DVDにならないかしら…。
今、近所のお子たち・お母さんたちを見ると、転んだり怪我をしたりする前に、少しでも危険が予想されることは 絶対にさせない傾向が強い様な気がします。
転んだ時に はじめて解る痛さだとか、何故転んだのか・転ばないためにはどうすれば良いのか考える力だとか、転ぶことで学べる大切な物があるのに…。
子育てに悩む人に、是非観て欲しい番組でした。
********* ★ お知らせ ★ **********
ブログ開設1周年記念 『 ファン感謝祭(仮) 』 の
リクエストを募集しています。
皆様 どしどし お寄せ下さいませ~♪
※ 詳しくは ⇒⇒⇒ ☆コチラ☆
リクエスト締め切りまで、あと 14 日 …。