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1円玉ではかりの点検はできるか?

2013-07-10 14:49:35 | 計量器専門店 はかりの三和屋


計量士がおすすめする計量器の通販サイト はかりの三和屋


こんにちは。
はかりの三和屋、奥田です。

今日は、はかりの自己点検についてです。
「1円玉は1枚1g」ということは、有名な話。
私も小学生のころ、理科室の上皿天秤で実験をしました。
これが不変ならば、1g分銅(代用)は1円、50gは50円、
100gは100円で検査ができるということになります。

しかし、1円玉はどうしても硬貨ですので、
利用しているうちに欠けたり摩耗したりしています。
使う1円玉の枚数が増えるほど、誤差も増えていきます。
ということで、ご家庭や個人で使われる場合は自由なのですが、
点検としては、やはりおすすめはできません。

はかりは、最初は正確でも、使用していくうちに
徐々に誤差が生じていることが少なくありません。
点検用の分銅を利用して、時々検査をしていただきたいところです。
一部のポケッタブルスケールなどでは、
点検用の分銅が付属していることもあります。

分銅には、1円玉のようなアルミニウムは使われませんが、それでも
強い衝撃で欠けたり、酸化したりと、誤差が生じることもあります。
なるべくピンセットや手袋を使い、きちんとした保管をお願いします。

点検用の分銅には、3種類の形状があります。

  価格 精度等級 質量
円筒型
¥3,500~ F1級/F2級 1g~20kg
円盤型
¥3,400~ F1級/F2級 10~5kg
枕型
¥3,800~ M1級 500g~20kg

【500g分銅での価格比較】
※同じタイプの分銅のうち、もっとも安価なものを比較しています。
◇円筒型(F2):7,900円
◇円盤型(F2):7,400円
枕型 (M1):3,800円

精度等級は、上位からF1>F2>M1>M2と定められています。
電子はかりの点検では、分銅の最大許容誤差は、
目量の±1/3以下です。
つまり、目量が小さいはかりほど、
精度の高い分銅が必要となります。

はかりの点検をしたいけれど、どのような分銅を使えばいいか
分からない、という場合には、お気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先】
TEL:088-803-6232
FAX:088-883-6275
はかりの三和屋 お問い合わせフォーム


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