新 紫微斗数 星曜派 飛星派 欽天四化「宮立命 宮巫女」

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神様の遣い(14)

2018年11月05日 | 占い 紫微斗数
神様の遣い(14)

早苗さんは神様のことをもっと学ぼうと入った、カトリック系の高等学校では意外なことになってしまいました。辛い気持ちが救われるどころか、益々犠牲的な精神と忍耐を募らせることになって行きました。
https://ameblo.jp/miya-ritumei/entry-12415748393.html


----- 初恋・失恋 -----
高等学校を卒業し地元の会社に就職した早苗は、職場のリーダー的な男性社員にひかれ始めました。
その彼は明るくて、友人も多く誰に対しても優しく面倒見のよい人でした。
もちろん早苗に対しても常に気遣いをしてくれて、仕事も優しく丁寧に教えてくれた。
早苗は、これまでずっと優しくされたことは少なかったので、入社後すぐに彼に惹かれ始めたのです。
彼とは一年以上にも渡って同じ職場に居られました。
会社では一年を通して、様々な行事があります。
新年会、春の花見、新入社員歓迎会、バーベキュウ大会、社員旅行、運動会、クリスマス会、忘年会と、それらの行事には早苗もリーダーの彼も常に同席しました。
そして恋心が早苗に芽生えていった。
彼に誘われ遠くにドライブに行ったり、食事に行ったり楽しいことも増えました。早苗にとって、人生初めての心を許した男性です。

しかし、彼は他の女性からも大変に人気で、早苗としては穏やかではありません。元々、他人に寛容で波風立てたくない早苗なので、彼が他の女性と気に成ることが有っても、それを問いただすこともしませんし、不機嫌に装う事もしません。唯々じっと我慢するようになっていました。
それをよいことに、彼は早苗の気持ちには無神経になって行きました。
彼の誕生日には多くの女性からたくさんのプレゼントも貰います。
早苗の同行しないパーティーにも彼は行くことが増えました。
そんな時の早苗の心は穏やかではありません。食事も喉を通らないし、気を紛らわすための大好きな曲も上の空です。
何をしても集中できません。もう彼のことが気になって、気になって仕方がないのです。もちろん眠ることも出来ないのです。
深夜まで不安で眠れないことも多くなりました。
楽しい、嬉しい恋のはずが、早苗にとっては大きなストレスに成り始めました。いっそのこと冷たくされれば、彼のことも諦められるのに、しかし会社で会えば彼は早苗に優しくしてくれます。
徐々に忙しくなった彼は、早苗とのデートも月に数回まで減りました。それでも彼はデートではとても優しく「好き」と言ってくれます。
その彼の優しさと、「好き」の言葉が、別れようかと、迷う早苗の心を強く引き戻してしまうのです。
デートしている、その瞬間は、とても幸せですが、家に帰った後も、会えない日も益々、不安は高まるばかりです。

そんな日々が続いている、ある日の出来事でした。
彼が突然。
「早苗ちゃん、俺さー」
彼は続けた。
「俺は結婚するんだけど、もう早苗ちゃんを誘って遊びに行けないけど、どうする?」
早苗は彼の言葉の意味が理解出来なかった。
「どうするって? 誰と結婚するの?」
「うん、ずっと、その彼女と付き合っていて、彼女も結婚したいって言うんだ」

早苗は、底なしの奈落に落ちて行くような感覚に襲われた。
早苗は困り果てた顔をして、彼の顔をじっと見つめていると涙が溢れてきた。
「どうしたの早苗ちゃん? 涙なんか流して」
早苗は黙ってうつむくだけだった。
「何? 早苗ちゃん、俺の事を好きだったの?」
「・・・・」
「早苗ちゃんは、ただの友達だとばかり思っていたよ」

「ただの友達だなんて、私思ってなかった。好きだった…」
「うっそ~! そりゃあHの関係はしたけど、でも、それ以上の関係じゃあ、ないよね?」
早苗はぐしょ濡れの顔で、途切れ途切れの言葉で。
「好きでなきゃ、私…、Hなんてしない…」

彼は困り果てた顔で言葉が無くなった。
「・・・・」
早苗は、今になって後悔が現実となったと、目の前が真っ暗になった。
何故、もっと彼に自分の気持ちをハッキリ伝えなかったのか、と。
いつも彼のペースで済ましてきた事が現実となった。
早苗は、もしかして彼の玩具でしかなかったのかも知れない。

早苗は改めて自分の後悔が「曖昧」という二文字で表わされることに気が付いたのだ。



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