世渡り上手の人 (命宮に【化禄】)
鑑定で観る命盤は、問題の多い命盤や悩みの多いものが多いです。
では、比較的に問題の少ない命盤ってどういうものなのでしょうか。
下図の命盤は波乱の人生ではありましたが、いわゆる世渡り上手の女性の命盤です。
どんな風に世渡り上手かというと、周囲の人からの印象が良いのです。
そして何か困ったり不自由をしていると、周りの誰かが「お手伝いしましょうか?」と声を掛けてくれることが多いのです。
そして、そういう場合「ありがとう、お願いしていいんですか」って快くお手伝いして貰っちゃうという感じの女性です。
でも、遷移宮に【化権】ですから、しっかりリーダーシップはとれる人です。
この女性は、どんな風に世渡り上手かと云いますと。
困った時には周囲からの助っ人が得られる人ですから、自分に出来ないことは周囲で出来る人に助けて貰えるのです。
専門的な知識が必要なら、そういう知識や技術の有る人に助けて貰えば良いのです。
つまり、変なこだわりが無いので、自分で出来ないと判断したら、さっと出来る人にバトンタッチしてしまえるのです。つまり要領が良いと言う訳ですね。
ここに「こだわりのある人」は、自分で何とかしようと考えてしまったりするのです。
この女性の生年四化は【化禄】以外はすべて「六外宮」です。
欽天四化では生年四化は「すべて六内宮に有ると良い」と云われています。それは自分で何とか出来るからです。
生年四化がすべて「六外宮」ですと、人に頼って行かなきゃ成らないし、自分の思う通りに行きません。
まさに他力本願です。でも、命宮に【化禄】なら、躊躇することなく「他力本願」出来るのです。
そして「リーダーシップ」が執れる人ですから、まさに人の上に立って行く人ですね。
大きなことを成し遂げようと思うなら、自分一人の能力には限界があります。でも、多くの人の才能を有効に活かせたら、何百倍も能力を発揮します。
この女性は正にそういうタイプです。しかも助けてくれる人は喜んで手を貸してくれるのですから、こんなに有難いことはありません。
ご本人も「私は世渡り上手よ」って自認されていました。
この女性の命盤は、「姚花」です。子女宮に【化科】です。男性からの印象も良いのです。容姿は可愛い系です。
ご夫婦で姚花ですね、ご夫婦互いに少し他に寄り道した可能性も命盤で現れていますね。
夫妻宮に【化忌】ですから、ご主人では苦労もされましたが、仲良し夫婦でした。【化忌】は最後には大きなものを獲得する星です。ただし苦労が伴いますが。それから仲良し夫婦は「不仲」以外の試練が有るものですね。
でも、この女性は波乱の人生でもありました。
46歳の大限でご主人を亡くしています。
それから、男の子を流産しています。
それらもキチンと命盤に現れていますね。
遷移宮と命宮の「貪狼B」と命宮の「自化C」がご主人ですよね。
やり手のご主人で大きな財産を残してくれました。
子女宮の「天梁C」と田宅宮の天機に付く「自化C」が息子さん。
お父さんも、6~15歳の大限で亡くしています。
お父さんは病弱でした。そういうのも命盤の星に現れていますよね。
でも、この女性の晩年は一人住まいには成りましたが、財に恵まれ旅行三昧、好きな趣味に没頭出来て余生を楽しんでおられます。
私も若い時は苦労しても、晩年は悠々自適に生きたいものです。
このように欽天四化の紫微斗数は、家族のことも詳しく現れますが、ご本人の性格や才能までも分かりやすく現れます。
紫微斗数なら欽天四化
次回の記事では、逆にこんな大変な命盤をご紹介したいと思います。
「同象自化」や「自化D」が多いです。
私の親戚の女性です。もう高齢ですけど大変な人生でした。
早い時期に家族が次々に亡くなってしまいました。
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