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しゅうさんのミリタリー雑談ブログ

ドラゴン 1/35 ホルニッセ(初期型)(最終回)

では、最後に搭乗員の製作です。

今回は、カルビンタン(世界的フィギュアペインター)塗りを参考にしながらやってみます。

やり方は、ざっと以下の通りです。

【身体部分】

①フィギュアの下方向から黒のサーフェーサー、上方向からグレーのサーフェーサーをエアブラシして、光方向の明暗をつける。

②つや消し白でドライブラシして、さらに凸部を強調する。

③薄めに希釈した服装の指定色を先の明暗を潰さないようにエアブラシする。

④さらに③を少し明るめに調色したものを上方向からエアブラシする。

⑤装備品やベルト等を塗装し、最後にスミ入れと軽くドライブラシで仕上げ。

【顔部分】

今まで、油彩を使ったブレンディングによるボカシ塗りをしてましたが、乾燥まで時間がかかっていたので、今回は主流?となっているファレホ(アクリル塗料)を使った重ね塗りとやらをやってみます。

ファレホは、水で希釈やメンテナンスができるため(いわゆるアクリル絵の具)、まずは100均商品でウォータパレットを自作します。

準備したのは4色で、調色しながら色を重ねていきます。

①顔の陰影部から徐々に明るくしていくため、最初は”70828”ウッドグレインを下地に塗ります。このとき、ブルー系で目をざっくりといれます。

②その後、このウッドグレインと”70860”ミディアムフレッシュトーンを調色して明度を上げて塗ります。ここで先にざっくりと入れた目の形を整えます。

③さらに、ミディアムフレッシュトーンと”70815” ベーシックスキントーンを調色してさらに明度を上げて塗ります。

④最後に、ベーシックスキントーン単色で頬骨や鼻筋、顎先等を強調。

⑤お好みで、髭剃り跡を薄めに希釈したブルーグレイ系でいれます。

⑥仕上げにベーシックスキントーンに少量の”70957” フラットレッドを調色して、水で薄く希釈したもので頬に赤味をさします。

※個人的にこの頬に赤味をさす工程が重要かと…不思議と生気がでてきます。ただ、濃過ぎると“違う路線”になるので、とにかく薄めに希釈して塩梅を見ながら(笑)

今回初めてファレホを使いましたが、発色がよく筆塗りの伸びが良いのが印象でした。

あと、乾燥すると発色が落ち着くので、やり過ぎた感があっても意外と大丈夫だったりします。

これら搭乗員(車長、砲手、装填手)をホルニッセに乗せて完成です。

いや~搭乗員が乗るとスケール感がでて、カッコいいです。

後日、完成品を投稿します。

と、最後の最後でまたやらかしが…砲弾ケースを作るの忘れてました…めんどくさいので完成品と一緒にご紹介します。

余談ですが、この88mm砲弾は重量が約10kgだそうで、装填手はこれを戦闘時に抱えては装填する作業の繰り返しで、それは重労働だったかと。


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