Folding@home

PLAYSTATION3のお話。

先月末、PS3のシステムソフトウェアがバージョン1.60にアップデートされました。

ウェブブラウザがちょっと使いやすくなった等、いろいろ変更点がありましたが、今回の目玉は「Folding@home」支援アプリケーション。
米国スタンフォード大学の推進する分散コンピューティングプロジェクトに協力できるわけです。


スタンフォード大の研究対象は、人間のタンパク質の折りたたみ現象。
これが解析されると、タンパク質の異常な折りたたみから起こるパーキンソン病、アルツハイマー病、そして癌などの疾病の原因や治療法の究明に役立つかもしれないらしいです。




こ、こりゃすごい！！




分散コンピューティングとは、膨大な計算処理をみんなのコンピュータで分散して計算しようぜ、という試み。
たった１つのスパコンなんかより、インターネットで繋がっている世界中のコンピュータで分担すれば、そりゃすごいことになるわな。
アプリケーションを起動するとスタンフォード大のサーバーから計算ユニットが送られてきて、PS3で計算処理がされたあと結果が自動的に送られていきます。


PS3のCell B.E.プロセッサは標準的なPCのCPUの約10倍の処理能力があるそうで、PS3が参加することにより研究のスピードが飛躍的に上がることが期待されてるんだって。


PS3の電源を入れてアプリケーションを走らせておくだけで、すごいボランティアができそうです。


つまには怒られるかもしれませんが(笑)



難病の解決を目指して、頑張れPS3。