ブラインシュリンプを密閉容器でエアーレーションをすることなく孵化させる方法です。
塩水もほんのちょっとしか使いません。 完全密閉型なので水槽に浮かべる事ができるので冬場の温度確保も簡単です。
前回 ブラインシュリンプの保存方法を紹介しましたが その後この方法で孵化したブラインシュリンプを長時間保存できるのなら 同じ方法でブラインシュリンプを孵化させることができるかも? と思いつきいろいろと試してみてこの方法にたどり着きました。
使う塩水の量が通常のエアーレーションでの方法の1/100と無茶苦茶な方法に見えますがちゃんと孵化します。 さすがに孵化率は多少落ちます。 元気がないのですぐに沈んでしまいます。 でも生きています。 すぐに沈んでしまうのでコリドラスやオトシンの稚魚などにはかえって好都合かも知れませんね。 砂利が敷いてある水槽には不向きですあっという間に沈んでいって砂利の隙間に入り込み魚が食べられなくなります。
エアーレーションをしないで孵化させる方法と言えば 平たい容器に塩水を入れパラパラと水面に少量のブラインシュリンプを撒く方法がありますが ちょっと量が多いと全滅してしまいます 孵化にもばらつきがあるので必要な量が得られないこともあります。
この方法は水槽に浮かべることで温度確保ができるので 冬場急にブラインシュリンプが必要になったときに有効な方法だと思います。
準備するものは500ccのペットボトル 2~3%の塩水 孵化率の良いブラインシュリンプの卵 の3つです。
使う塩水は少量なので500ccの水に10g程度の塩を入れたものを用意しておきます。
まず 500ccのペットボトルにブラインシュリンプの卵を0.5gほど入れて 用意した塩水を5cc入れ しっかり蓋をしてよく振って卵がまんべんなくボトルの内壁に付着したら準備は完了です。
塩水の量は5ccですよ! 書き間違いではありません 50ccでも500ccでもありませんお間違いなく。
あとは夏場は適当なところに転がしておくだけです。 冬場は水槽に浮かべて温度を確保します。
卵はペットボトルの壁に張り付いたまま孵化します。
私が今使っている卵の場合 12時間ぐらいから孵化がはじまります。 下の画像は左が準備してすぐで右側が14時間が経過したものですでに孵化が始まっています。
ブラインシュリンプが孵化したら ペットボトルに200ccぐらいの水を入れて少し振ってから適当な容器に移して使います。
どうです ビックリするような方法でしょ!
孵化率が良いブラインシュリンプを使うのがポイントです。
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
こういう方法でも孵化する という記事で 毎日孵化させるのならエアレーションでの孵化をお勧めします。
孵化率が良くないので…。
この方法で孵化させるとブラインシュリンプはすぐに沈んでしまうのでコリドラス向きなのですが 砂利の中に入り込んでしまうので水質悪化の原因になります。
ベアタンクであれば問題なく食べられますが 混泳水槽では与えるのはちょっと難しいかも知れませんね。
すごいすごい!(ずっと、すごい!しか言ってない気がします・汗)
今は常に稚魚がいる状態なので、私も毎日孵化させてます。ストーンの音がうるさいので、洗面所で加温してエアレーションしてますが、寒くなってくると、温度維持が難しいです。
この方法、すごくないですか? やってみます!
コリ(成魚)にうまくあげる方法ってありますか?
今は、スポイト等で、底砂に注入したりしてますが、かなり舞上ってしまいます。
今までいろんなブラインシュリンプを買いましたが 今はこのブログのブックマークでリンクさせていただいている店で買っています。とっても孵化率が良いうえ24時間以内に孵化しますよ。
書くと長くなりそうなのでプロフィールにあるアドレスにメールをいただければ詳しく返答させていただきます。
コリドラスの稚魚の育て方についてもちょっとはアドバイスできるかも?
mizuwarabiさんのブラインシュリンプ研究には目を見張るものがあります。
最近、コリの稚魚が誕生しましたが、すぐに居なくなってしまいました。
今回もまた、ブラインを孵化させるまでにいたりませんでした。
私の一番の悩みは、孵化率のよい卵なんですが、オススメの卵ってありますか?
的確なタイトルをつけていただきありがとうございます。
しずくが垂れるのと溜まった水の表面積を考えるとボトルは横置きです。
冬場でも水槽にボトルをプカプカと浮かべるだけでブラインシュリンプが湧くのですから見栄えに目をつむって水槽に浮かべて下さい。
この方法はブラインシュリンプにとっても負荷がかかるので温度が保てるならエアーレーションでの通常の孵化方法をおすすめします。
名付けて、「薄膜式ブラインシュリンプ孵化器」 (また勝手に名付けている)。
これなら手軽さ、塩のコスト、スペースなどとてもメリットがありそう。
冬場は水槽キャビネット内の外部フィルターに抱かせて保温させることも出来そうですけど、ペットボトルを立てておくのはまずそうですか?