![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/34/f5a527ee593a9331414add55fcccefb5.jpg)
メンテフリーでサギソウ(鷺草)を栽培できる浮舟式栽培箱ですが(考案された方のサイトはこちらです、当ブログの栽培箱の製作方法などの過去記事はカテゴリーからどうぞ)私のところでは毎年いろんな事を試しているので一進一退なのですが今年も懲りずに小細工をしてみました。
この栽培方法も徐々に世間に広まってきているようなのですが腰水に使う弱酸性水の確保がネックになっているようです。私の住んでいる地域の水道水のPHは7.7前後と弱アルカリ性なのでPH降下剤やピート水などのアクアな方法で調整をしているのですが試薬やPHメーターで酸度を測る必要があるので一般的な方法とは言えませんね。そこで、簡単で確実な腰水のPHの調整方法はないものかと考え、今年は外箱に酸性培養土の代表格の「鹿沼土」を入れてみることにしました。事前にちょっと試してみて少量ではほとんどPHが下がらず、大量に使っても思ったほど下がらなかったのでプランターの深さの半分ぐらいまでたっぷり鹿沼土を入れてみました。
ついでにハイドロカルチャーではお約束のように必ず入れる「ミリオンA」も1割ほど混ぜてあります。根腐れ防止用として入れるのですが鉄分を含む微量要素も含んでいるのでこちらにちょっと期待をしています。
プランターの深さの半分まで鹿沼土が入っているので浮かべる内箱も少し大きくすることができました。ミズゴケが生理的に酸性であることがサギソウの生育環境に必要なようなので、ミズゴケをきつく絞ると酸性成分を捨ててしまうことにもなるので今回は去年の反省から水で戻したミズゴケはあまり絞らずに内箱に敷いてみました、使ったミズゴケは去年と同じチリ産のものです。プランターにカルキを抜いただけの水道水を注ぎ込み、よく日のあたる場所に置いて準備は完了です。
今回はあえて水のPH調整はせずに水道水のみを使い、鹿沼土でのPH調整でサギソウがちゃんと咲くのか検証をしようと思っています。この方法でサギソウが育つのなら腰水の確保とPH調整が簡単になりますね。ちなみに1週間後に腰水のPHを測ってみたら6.0でした。サギソウはPH5.0キープの栽培箱でも元気に育ったのでもう少し低くてもいいと思うのですがPHはこれ以下には下がらないようです。
今回セットしたこのプランターはPH調整は鹿沼土にまかせて水道水を足すのみで観察をする予定です、生育状況を見てほんのちょっとだけですが液肥を入れるかも知れませんが…
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
☆古い記事への書き込みも大歓迎です。
今回のオマケ
咲くやこの花館に行ってきました。
花博当時、水草水槽というものをここで初めて見てすごい衝撃を受けた覚えがあります。あの水槽は今はどうなっているのかと思っていたのですが残念ながら今は水槽があった場所には説明パネルがはめ込んでありました。
咲くやこの花館といえば…「ヒマラヤの青いケシ」ですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/64/1c86140532d9de819f4d7ae1cf7378fb.jpg)
別棟の温室ではハイビスカスも咲いています
この栽培方法も徐々に世間に広まってきているようなのですが腰水に使う弱酸性水の確保がネックになっているようです。私の住んでいる地域の水道水のPHは7.7前後と弱アルカリ性なのでPH降下剤やピート水などのアクアな方法で調整をしているのですが試薬やPHメーターで酸度を測る必要があるので一般的な方法とは言えませんね。そこで、簡単で確実な腰水のPHの調整方法はないものかと考え、今年は外箱に酸性培養土の代表格の「鹿沼土」を入れてみることにしました。事前にちょっと試してみて少量ではほとんどPHが下がらず、大量に使っても思ったほど下がらなかったのでプランターの深さの半分ぐらいまでたっぷり鹿沼土を入れてみました。
ついでにハイドロカルチャーではお約束のように必ず入れる「ミリオンA」も1割ほど混ぜてあります。根腐れ防止用として入れるのですが鉄分を含む微量要素も含んでいるのでこちらにちょっと期待をしています。
プランターの深さの半分まで鹿沼土が入っているので浮かべる内箱も少し大きくすることができました。ミズゴケが生理的に酸性であることがサギソウの生育環境に必要なようなので、ミズゴケをきつく絞ると酸性成分を捨ててしまうことにもなるので今回は去年の反省から水で戻したミズゴケはあまり絞らずに内箱に敷いてみました、使ったミズゴケは去年と同じチリ産のものです。プランターにカルキを抜いただけの水道水を注ぎ込み、よく日のあたる場所に置いて準備は完了です。
今回はあえて水のPH調整はせずに水道水のみを使い、鹿沼土でのPH調整でサギソウがちゃんと咲くのか検証をしようと思っています。この方法でサギソウが育つのなら腰水の確保とPH調整が簡単になりますね。ちなみに1週間後に腰水のPHを測ってみたら6.0でした。サギソウはPH5.0キープの栽培箱でも元気に育ったのでもう少し低くてもいいと思うのですがPHはこれ以下には下がらないようです。
今回セットしたこのプランターはPH調整は鹿沼土にまかせて水道水を足すのみで観察をする予定です、生育状況を見てほんのちょっとだけですが液肥を入れるかも知れませんが…
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
☆古い記事への書き込みも大歓迎です。
今回のオマケ
咲くやこの花館に行ってきました。
花博当時、水草水槽というものをここで初めて見てすごい衝撃を受けた覚えがあります。あの水槽は今はどうなっているのかと思っていたのですが残念ながら今は水槽があった場所には説明パネルがはめ込んでありました。
咲くやこの花館といえば…「ヒマラヤの青いケシ」ですね
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別棟の温室ではハイビスカスも咲いています
へたくそでも育てられる青い花の強健種って無いですかね?
オマケに食いついてしまいましたが、サギ草のほうも今年はどうなるのか楽しみですよ!
プランターのサギソウ、うまく育ちそうですね。
咲くやこの花館の青いケシはひんやりするぐらいのの空調の中で咲いています。植わっている状況を観察するとバックヤードで育てられているものの中からセレクトされた開花株が温室に植えられているように見えます(私の想像ですが…)
私の乏しい知識の中にはこんな透明感のあるブルーは他に思い浮かびません…すみません。
このゾーンにはコマクサやエーデルワイスなども咲いていて目移りしますよ。
うちも芽が出始めました。ここまでは球根の栄養分なのでこれからですね、気を抜かないようにがんばります。