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手間をかけずに孵化したブラインシュリンプを生かしたまま約半日キープしておける方法です。
ブラインシュリンプをちょっと多い目に孵化させておいて 残りをそのまま翌朝まで生かしたままキープできたら朝の餌やりがとっても楽になるのですが(ブラインシュリンプの栄養価は時間が経つほど消費されて少なくなるそうですが餌が生きていないと食べてくれない魚の場合 とにかく生きていることが第一条件になります)ブラインシュリンプはエアーレーションを止めるとほんの数十分ほどで底に沈んで死んでしまいます。ちょっとぐらい水量を増やしたぐらいでは全く効果はありません。
夜に孵化させたブラインシュリンプを翌朝まで生かしておこうとすると 卵の殻を取り除いたブラインシュリンプを孵化させた時と同じぐらいの量の塩水に再度入れてエアーレーションをしておいて翌朝またブラインシュリンプを漉し集めてから魚に与えるというとっても手間な作業になり 朝の出勤前の慌ただしい時間にこの作業をするのはちょっとつらいものがあります。 もっと簡単な方法で何とかして生かしておけないものかといろいろと試してはみたのですが決定的な方法を見つけられませんでした。
ある日の夜 いつものように魚にスポイトでブラインシュリンプを与えていて 水槽の蓋の上にブラインシュリンプを一滴こぼしてしまったのですが あとで拭き取ろうと思いながらすっかり忘れてしまい 翌朝こぼしたその「一滴」を見つけたのですが 色がきれいなオレンジ色で何か変! よく見ると乾きかけのその一滴の中でブラインシュリンプが動いているではありませんか! エアーレーションをしないとすぐ死んでしまうはずのブラインシュリンプが何でこんな悪条件の中で生きてるの? 少し水をたらして観察してみるとほとんどのブラインシュリンプが動いています。 全部生きてる! 何で? 理由は全く分かりません。 こんなの酸欠間違いなしやないの。 その日から餌やりついでに実験開始です。
・・・で たどり着いたのがこの方法です(といってもたいそうなものではありませんが)
用意するものはブラインシュリンプを濾すものとスポイトとプラケースやプリンの容器、らっきょうパックなどの底の平らな小さめの容器の3点です。
ブラインシュリンプは品質の良いものを選んで下さい(孵化率が悪いものや孵化してもすぐに死んでしまうものではだめですよ)
まず孵化したてのブラインシュリンプから卵の殻を取り除いておきます。 漉し器でブラインシュリンプを漉して スポイトで吸い取りますがこの時の濃度がポイントです。 ブラインシュリンプがスポイトで吸えないほどの泥状ではすぐに乾いてしまうのでだめですが結構濃い目です スポイトで吸える範囲で濃い目の状態です(見た目はキャロットジュースですね)
次に用意した底の平らな容器にスポイトからそっとブラインシュリンプを移します。 この時 表面張力で盛り上がるように静かに移すのがポイントです。 容器が濡れていると表面張力が使えず広がってしまうので必ず乾いた容器を用意して下さい。 ブラインシュリンプが広がってしまうと面積が大きくなりすぐに乾いてしまうのでNGです。 あとはできるだけ涼しい場所にこのまま置いておくだけです。 部屋が乾燥している時は蓋をするなどの調整をしてください。
上の写真はブラインシュリンプを入れてから12時間が経っています 水が蒸発して見た目はちょっとどろっとした感じです でもきれいなオレンジ色をしています。使う時はスポイトで吸えるように水を少し足して使います。
ただし12時間も経つとさすがに水槽に入れても動いてはいるもののすぐに底に沈んでしまいます 死んでいるものもいますがきれいなオレンジ色をしているのと体が崩れていないので魚が食べても大丈夫?だと思います。 ブラインシュリンプが全部死んでいてオレンジ色の濁った泥水になっていたら魚に与えてはだめですよ。
たったこれだけのことなんですが この状態で一晩おいても不思議ですがブラインシュリンプは生きています。 中途半端に水が多いと失敗します。
水が少なすぎると干からびてしまいますので いい具合の濃さを見つけてください。
ブラインシュリンプがぎゅうぎゅう詰めでも死なないのを知らなかったのは私だけ?でしょうか。
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
ブラインを沸かしたことが無い素人ですのであくまで想像ですが、もしかしたらブラインはさびしがり屋で、密度が低いと死んじゃうのかも。
って冗談ですが、まじめに考えると、ブラインの密度を濃くすると酸素の消費が多くなるため酸素が減り、水面の周りの空気から酸素を取り込む力が強く働く。また、体積は寸法の3乗に比例し、表面積は寸法の2乗に比例するため、水量が少ないほど水量に対し表面積の割合が多くなるので、酸素が溶け込みやすくなる。
こんな推察してみましたが、果たして・・・。
まあ原理はともかくこの現象を
「濃厚ブラインの水溜りが長寿の秘訣だ」の法則
と名づけてみては。
ってセンス無いネーミングですいません。
この方法が分かってからは朝の餌やりがとっても楽になりました。
不思議ですね
密度が高くなると運動量が落ちるのでしょうか?
大発見だと思います
水面(というより表面かな?)がザワザワしているのでおもいっきりおしくらまんじゅう(←表現が古い)状態なのでおとなしくしているわけでは無さそうです。
横着+忘れっぽい+偶然が重なっての発見ですね(自慢していいのやら・・)
プラケの蓋にわざとブラインを一滴こぼしてペットボトルの蓋で蒸発しないようにカバーをしておいて翌朝使うという応用編もあります。
自分は、お酢の空き瓶を針金で水槽に斜め掛けして沸かしています。かなり余分に採れるので、もっぱらレトルトミートボールのスチロールパックに取分け冷凍保存してしまいます。
開口前の生存には、酸素供給が要点のようですので、漉し取ったろ紙を閉じて、沸し器に再投入というのも便宜に良さそうですね。
またブラインの分離ですが、様々試した末、現在は、酢の瓶からエアチューブでサイフォン吸出し⇒漉し器(針金&ストッキング)のブラインを真水を満たしたワイングラスに放ち、比重を利用して底に溜ったものをスポイトで抽出しています。沸かしの状態が良ければ、かなりキレイに分離でき、澱中のブラインもスポイトで吹かし上げ、しばらく待てば、澱の上に乗るので根気次第で収量=孵化量になりますが、、(やはり面倒) 長文なりましてスミマセン、只今オシャレな沸し器考案しています。
ブラインの分離は面倒なことですが 魚の種類によっては卵の殻を食べると消化不良を起こすそうなのでこればっかりは手を抜く訳にはいきませんね。
孵化器としてペットボトルを加工して使っておられる方が多いようですがインスタントコーヒーの空き瓶にエアーチューブ用と排気用の穴を蓋に開けて使うのもおすすめですね。
孵化に瓶を使っておられるそうですが 瓶の中に付着したぬめり(汚れ)を洗い落とす何か良い方法はないものでしょうか。
気まぐれな更新のブログですが今後ともよろしくお願いいたします。
これと同じように、空気中から酸素が入りやすいのでブラインシュリンプが生きていたのでしょう。
水の量はほんの少量です。
でも翌朝まで生きています
半乾きになっても生きています
未だに理由はよく分かりません
普通なら水が多い方が有利だと思われるのですが…