エーハイムのパイプを簡単にきれいに曲げる方法です。
パイプの曲げ方については以前に詳しく書いているのですが、私が現在エーハイムのパイプを曲げる時に使っているパーツの作り方と使い方です。
エーハイムのパーツとして売られているストレートパイプを加工して水槽に合わせてオリジナルな形状のパイプを自作すると水槽内はもちろん水槽裏のホース類の取り回しもすっきりします。
材料
曲げたいパイプにちょうど入るサイズのシリコンチューブ
タコ糸
塩
↑ パイプは3種類の太さの中の「中」ですね。シリコンチューブは外形10mmです。
作り方
シリコンチューブに端を団子結びにしたタコ糸を入れてから口をしっかりときつく結びます。
もう片方にも同じようにタコ糸をセットしてから塩を入れて口をしっかりとくくって出来上がりです。
両端に紐がついているソーセージのようですがなかなかの優れものです。チューブの中に入れるのは細かい砂でも構いませんが粒が細かくサラサラで使いやすい「精製塩」がおすすめです。しっかりくくらないと塩がこぼれます。
一度作ってしまえば何度でも繰り返し使えるので便利ですよ。
パイプを曲げる方法としてパイプの中に直接塩や砂を詰める方法がありますが今回の方法は塩を詰めたシリコンチューブをパイプの中に詰める方法です(ちょっと表現がややこしかったですね)。
この方法だと塩を直接詰める方法のようにパイプに栓をする必要がありません(パイプに塩を詰めて両端に栓をするのは結構面倒くさい作業です)。
失敗してパイプがつぶれても温め直すと中のシリコンチューブに弾力があるので多少なら修正をすることが出来ます。
いろんなサイズのシリコンチューブが手に入るのならシリコンチューブを二重にする方法もあります。十分な弾力があるのでこの方法だと塩は必要ありません。
上記の方法と同じようにタコ糸を入れて口をしっかりと縛ります。
☆柔らかくて弾力があり熱に強いというシリコンの特徴を利用しているので必ずシリコンチューブを使用して下さい。
使い方
パイプにタコ糸を通して引っ張り、曲げたい部分にシリコンチューブを挿入します。
パイプの曲げたい部分を焦げないように加減をしながらバーナーであぶり、パイプの曲げたい部分が均一に柔らかくなったらあわてずに曲げていきます。
この写真のように「急カーブ」で加工する場合や複雑な曲げ方の場合には石鹸水やシリコンオイルを塗ってすべりを良くしておかないと中のシリコンチューブが抜けにくくなります。
修正はパイプが少し冷えて硬くなりかけてから軍手をはめた手で押さえて修正をします。
完全に冷えてからタコ糸を引っ張って中のシリコンチューブを引き抜きます。
曲げる場所が2か所以上ある場合には一度に曲げようとせずに奥の方から順番に1か所づつ中のシリコンチューブを曲げたい場所に移動させながら加工していくときれいに仕上がります。
シリコンチューブを取り扱っているネットショップもあるようですが私は東急ハンズに行ったときにまとめ買いをしています、最近はホームセンターでも置いているところが増えてきています。他のホース類に比べて高価ですが10cm単位で切り売りをしているところで必要量を買うと無駄なく買うことができますね。ついでに6mm(内径4mm)のものがあればエアホース用に買っておきましょう。
この記事には 追加記事があります。
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
☆古い記事への書き込みも大歓迎です。
シリコンチューブは引っ張ると伸びて細くなるので引き抜くことができます。ビニールチューブだと温めるとしっかり密着してしまいますね。
最近、すっかりとご無沙汰しておりました。
シリコンチューブを使うアイデアは、
なかなか素晴らしいものがありますね。
再利用できる点も、また潰れを修復できる(可能性がある)点も。
この記事の一番最初の写真。
複雑な曲げながらも、潰れた様子のないパイプ。説得力ありました^^
TOPの写真は比較対象物を置くのを忘れていたので大きさが分かりにくいのですが12/16ホース用のパイプ(直径13mm)でシワが入るギリギリの小さい半径で曲げてあります。写真ではきれいに曲がっているように見えますが断面がやや楕円になっている部分もあります。撮影用に作ったものなのでそのままにしてありますがシリコンチューブを抜く前ならもちろん修正ができます。なによりこの方法の一番の良いところは失敗が無い(少ない)ことですね。
ただ、シリコンチューブの端を結ぶときはかなり力を入れてしっかり結ばないとダメなんですね・・・・
いい加減に結んだので中の塩が若干濡れたようです。
これからも色々参考にさせていただきます。
きれいに自由に曲げられるでしょ!
チューブの端は力いっぱいひっぱってくくらないと塩がもれるので細くて強いタコ糸が必要ですね。
私は塩を入れるのが面倒くさいのでシリコンチューブの中にシリコンチューブを入れた2重チューブを使っています。
ぜひともシリコンチューブを手に入れて曲げてみてください。
パイプを焦がさないようにまんべんなく加熱するのがポイントです。