前回ではプラネジを使った方法を紹介しましたが今回は「ゴム栓」が主材料なので正確には蓋の加工ではありませんが 用途的にはシリーズ?なのでタイトルをペットボトルの蓋の加工としました。
ゴム栓だと圧力で『ポン!』と外れそうな気もしますが 案外圧力に耐えられることを以前に確認をしていたので ゴム栓をネットショップで購入しました。 黒ゴム栓なら東急ハンズで売っているのですが 絶対に必要というわけでもないのにシリコーン製のゴム栓をネットショップで注文しました。最近探し物をしているとなぜか ここのショップ にたどり着きます。ちなみに袋入り(10個)を買うと1個おまけが付いてきます。
今回の材料は
5号ゴム栓(今回はシリコーン製を使用)
5mmステンレスパイプ
の 2点です。
パイプは いつものABSパイプではなくステンレスパイプを使います(理由は後述)
ステンレスパイプは目立(めたて)ヤスリで簡単に切れます。パイプに目立ヤスリでキズを付けながらパイプを一周します。さらに溝を削り 適当なところでパイプをポキンと折り断面を整えます。
鉄鋼用や木工用のドリル刃だと相手がゴムだけに向こう側が見えるようなきれいな穴を開けることができないので まず穴を開けるための工具を作ります。工具と言っても5mmステンレスパイプを5cmほどの長さに切り 切り口の外側をヤスリで刃物状に削るだけです。
このパイプを電動ドライバーに取り付けます。
穴はコルクボーラーで開けられるのですが
一般的ではないので今回はドリル刃?も自作です。
ペットボトルに栓を固定して先ほどの工具で穴を開けます。
必要な長さに切った5mmステンレスパイプを栓に押し込んで出来上がりです
これで一応完成なのですが
念のため 中をくり抜いたペットボトルの蓋を作ります。この蓋ををゴム栓の上から取り付けます。蓋がストッパーになりゴム栓が圧力に負けて外れることはありません。
ゴム栓はペットボトルにはまり込んでいるのでステンレスパイプを持ってギコギコとこじりながら栓を抜きます。今回ステンレスパイプを使ったのは栓を抜くための持ち手を兼ねるからですね。ABSパイプでもそれなりの力加減でギコギコすれば問題は無さそうですが。
ちなみに 1ピース構造の蓋だと内側のパッキン部分が邪魔になるので炭酸用か2ピース構造の蓋の内蓋を外したものを使います。
ペットボトルの蓋を使うと安上がりなのですが 場合によってはCO2が漏れるからとバスコークや接着剤を買っていると結構コストがかかってしまいます 使っている途中で隙間から漏れることもあります。 ゴム栓なら雑に取り扱っても大丈夫という安心感があるので CO2漏れに悩んでいるのなら ゴム栓を手に入れていっぺん作ってみてください。
製作される前に必ずこちらをお読み下さい。
発酵式の入れ替えの時に
ちょっとグリグリっと、確認しながら
充分長く使えてます。
なにせ最初に作ったのが未だ現役です。
本当カンタンでブッキーには大助かりです。
シリコンチューブをパッキンにする方法でずっと使って下さってるんですね ありがとうございます。
私も基本はこの方法です。
ただ…
継続して検証している化学反応式のボトルは 約1か月半もつのです その間全くボトルには触れないうえジョイント部分が計6個あるので漏れる確率が上がります。過去に2回微量の漏れが発生しました。もちろんジョイント部分をグリグリすれば解決します。
何かのヒントになればと思い 思いついたいろんな方法を工作して紹介しています。
今 ちょっと困ったことが…
シリコンは密着度が良いようで ゴム栓が抜けないんです!
先月末に作成いたしましたCO2科学反応式、1ヶ月経ちましたが1~1.5滴/秒でまだまだ3分の1以上残っています。すばらしい発生量ですね。
このたびさらに安定させるべくこのゴム栓式を作成しましたが、加工の仕方がものすごく分かりやすかったです。
というか、ステンレスパイプやらゴム栓がこんなに簡単に加工できると思いませんでした。
またこちらのDIYをこそっとのぞきに来たいと思います。
コメントが表示されない不具合がGOOブログで発生しているようです コメントにたどり着くのに時間がかかってしまいました。
ゴム栓 なかなか使い勝手がいいでしょ!
私もいろんな仕様で検証してきましたが結局のところゴム栓仕様です。
1か月経つと密着しすぎて中身の交換時に栓が抜けないこともありますが。