世の中には親子代々とか、
親族内にがん経験者が複数いるなどして
「うちは、がん家系だから」
などと言う人がいたりします。
がんも話題にできる仮想の海辺のカフェMARZO
店主です。
店主です。
今日は日記です。「がん家系でなくても」というお話。
・:・:・
素人目線ですが確かに、言われてみれば
そう見えるご家族もある気がします。
がん治療を受ける中でさまざまな出会いがあり、その思いをつよくしています。
がん家系ではないウチの家系は、日本の医療が心臓や脳の循環器系疾患を克服してきたおかげで、父の代になると男性も長生きするようになり、父の兄たちが50代以降にがんを経験するに至りました。(ちなみに女性は大病なしで平均寿命を全うする者ばかりの家系で「がんを経験した初めての女性」になってしまいました。)
社会の高齢化で「がん罹患率格差」が公平に?
店主はそう思っています。
実は今朝、いつも拝読してきたブログの著者の旦那様が亡くなられたと言う記事を読んだばかりです。
著者である女性は50代半ば、旦那様は還暦を迎えたばかり。私の婦人科がん告知とほぼ同時期に膵臓がんの告知を受けられ、私が抗がん剤治療の折り返し地点を迎えた今年のGW頃からは女性一人で看取りに向けた在宅療養を続けておられました。彼女自身も過去に良性の脳腫瘍の経験があり、お父上は療養中、兄上は大腸がんで他界されています。
比べるものではありませんが、
一方、私の70代の両親・兄妹は健康診断で何も指摘がなく、祖父は二人とも50そこそこで亡くなっていますが祖母は二人とも平均寿命を全う。
「人生100年時代。二人に一人が生涯のうちにがんを経験。」
がんは日々新しく生まれ変わる(代わる)細胞のうち、遺伝子などのエラーで本来は不良品として排除されるものが増えすぎて「がん」と呼ばれるもの。加齢はその排除の仕組みがうまくいかなくなる一つの大きな要素で、加齢は誰もが避けて通れないもの。
なので
今や家族間の「がん罹患率格差」が小さくなってきたのではないかと。
(そして次に課題になるのは「がん罹患年齢格差」ではないか。 早すぎるがん罹患は避けたいけれど、遅ければ良いと言うものでもない気がします。)
昭和あたりまでは「あのご家庭はがんの人が多くてお気の毒」なんて言ったりしたかも知れませんが、もはや全員なることを想定して、令和の時代ここから先は誰もが「いつがんになるか」「ちゃんと早めに見つけられるか」を考える必要がありそうです。
日頃の生活習慣に気をつけ、
不調にはちゃんと手を打つこと。
それでもなる人はがんになってしまうのですが。
20代の人たちには「がん保険は、迷うくらいなら入っておきなよ」と言っています。
ちなみに親族の20代以下には「全員入っておけ」です。遅かれ早かれ必ずがんを経験します。保険料をもったいないと思うような余裕のない状況にならないよう導くことも大人の役割。貯金残高に関わらず切り崩さない闘病生活は治癒効率にも影響するって。
私には子がないので、今後、復職のあかつきには職場の若い人たちに老害と言われながらも、自分と関わる人たちには親族の子らへと同じように言っていこうと考えています。
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