「何これ? 」:とるに足らないこと
「蝸牛角上 何事か争う
石火光中 此の身を寄す」 (白居易)
カタツムリの角の上で争うように、
人は意味のないことで争う。
一生は、火花が散るほど短いというのに。
【閑話休題】:正々堂々、「白鳳」
大相撲14日目、結びの一番。
仕切り線を無視し、「徳俵」付近へ下がっての
立ち合い。 横綱白鳳の所作。
いかなる手段を用いても「勝てば良い」との執念。
ルールに抵触しなければ何でもアリ。
「さすが横綱、スバラシイアイディア」とでも
言って欲しかったのでしょうか?
横綱として、恥ずかしくは無いのでしょうか?
相撲を、ただのスポーツとしか考えられない
「オカタ」なのでしょう。
横綱と名乗る資格は無いと、誰しもが思うでしょう。
何故、自分が「横綱」なのかを、わきまえていない。
昨今、体力的な衰えもあり、焦る気持ちは分からなくは
ありませんが…………
そろそろ潮時かも知れません。
また、対戦相手の大関「正代」もどうかしている。
急に、奇妙な所作をされたのなら「マッタ」をすれば
良いのに………
そして冷静になって、相手をよく見て「ブチカマス」
事くらい出来なかったのでしょうか?
「大関」なのですから、それ位の対応は
出来てしかるべきです。
最近の「相撲」が面白くない原因が
分かったような気がします。
ただ単に「ズルをしてでも勝てば良い」という風潮は、
今回の白鳳の所作だけではなく、「政治」でも「企業競争」等
でも、何処でも見られるようになってしまいました。
「正々堂々」、「(時には)負けるが勝ち」の精神は
何処へ行ってしまったのでしょうか?
(+α)
白鳳が優勝したそうです。
膝のケガを抱えながらの努力には敬服します。
だからこそ、「横綱相撲」に徹して欲しい………
* さくらんぼ 茎を残して 収穫す
2021.07.19.moai291