「何これ? 」:聖者の振る舞い
「人は愚者から遠ざかるべきである。
もし出会ったら愛をもって彼を宥めよ。
ただし親交を結ばず、無関心な聖者の
振る舞いに倣え。」 (入菩提行経)
愚者には近づかない方が良い。
この者たちを友としてはならない。
出会っても親交を結ばず、深入りをせず
脱俗した聖者のように振舞えと説いています。
が、しかし、現実には大多数の者が、賢者(聖者)
ではなく、愚者であると考えられます。
この場合においても、愚者が聖者になる可能性が
全く無いとは言い切れないのではないのでしょうか。
愚者の代表としては、こう言いたいノダ。
「愚者も、何時までも愚者のままではないゾ~」、
「賢者も何時までも賢者のままとは限らないゾ~」と。
将来、愚者が賢者(聖者)になる事も、充分あり得る事でしょう。
いろいろな可能性があると言うことが、「生きる」と言うこと
なのではないのでしょうか。
「人の交わりを否定すべきではない」と思われます。
* 夜半の冬 形見のペンの 文字やつれ
2021.01.22.moai291