爺々ネタ?

「生きながら死す (慈23) 」(oji3のブログ68)

  「生きながら死人となりてなりはてて 
   思いのままにするわざぞよき」   (至道無難禅師)

  *江戸時代初期の臨済宗の僧侶。岐阜県関ヶ原に生まれ。

 もしも、生前の 「死」 を完全に実現出来たなら、
思いのままに振る舞ったとしても、その行い(わざ)は
よいものであると述べています。

 生前の「死」とは、自分のエゴを「無」にすることを
意味するのでしょう。

 その意味においては「ありのままの自分」といった言葉
とは全く違います。

 「思いのまま」 や 「ありのまま」 の状態が許されるのは
自分のエゴを完全に克服した時です。
「ありのまま」 は決して安易な自己肯定であってはなりません。

  「自分はもうこれでよい」 と自分で決めつけて反省することを
やめてしまったならば、人としての成長はそこで終わってしまう
ことでしょう。

 常に今の自分の有り様を問い直しつつ、次なる高みを目指して
生きることこそ大切なのだと説いています。

   初蛍 川の流れを 知らずして
           2020.06.27 moai291


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