「素直になれない外交」
慶州市(韓国)が、姉妹都市提携などを結んでいる
日本の5自治体への防疫物資寄贈を発表したところ、
インターネット上で批判が殺到したそうです。
この思わぬ批判に市長は、自身のフェイスブックで、
「海外姉妹都市に防疫物品を支援した事がそれほど
大きな過ちというのか」との自身の見解を載せました。
「韓日中3か国の平和と共助を願っている者として、
純粋に人道的な見地から支援に踏み切ったものである」と。
市長は最後に「我々に必要なのは無条件の反日ではなく、
未来志向的な行動だ」と訴えましたが、事態を鎮静化させるため
予定していた支援を取り消してしまいました。
市長の援助の判断・行為は称賛されるべき行動ではあっても
非難されるべき事ではないはずです。
個人レベルでは理解していても、「集団」や「国として」などと
言い出すと極端な行動になってしまうのは、なぜなのでしょうか。
この現象は、「韓国」だけでなく、「日本」にも当てはまることです。
反対意見や過激な意見ほど、「SNS」上のメディアでは
目立ってしまいます。
特に近年は「SNS」での匿名性が更に輪をかけます。
先だっての「女子プロレスラー」への誹謗中傷の件も
似ている現象と思われます。
人間とは本当に利口な生き物なのでしょうか?
本当に 「気高き生き物」 と言えるのでしょうか?
なんだか「落ち着かない」今日この頃です。
末枯れの 野の草にある 雫かな
2020.05.28 moai291