年末のお休みで、ほったらかしにしていたディップメータの仕上げをしました(^_^;)。
ダイヤルのラベル部分は、円形に切り抜いたプラ板をつまみに貼り付けて作成。紙を貼ってプロットした後、WORDで清書して貼り付けました。
もっとも、バリコンの遊びが大きすぎるので、時計回りに回した時の目安程度ですが。
周波数カウンタの上にある2つのボタンは、「プリスケーラ」の切り替えと「表示周期」の切り替え用です。
カウンタの基盤上にあるタクトスイッチをそのまま押すため、アルミ棒とアルミパイプで延長部品を作成。上蓋を閉める際にはめ込んでいます。
上蓋を外した時の全景です。
下半分は、貴田電子さんの「低価格 150MHz周波数カウンター」を使用。上半分は、一般的なディップメータの回路を組み込んでいます。手持ちのパーツを使用しており、現在では入手不可の部品もあるため再現性が低いので回路図は出しません。参考文献は「ディップメータの製作(その1)」の通りですので、参考にして下さい。
裏側はこんな感じ。006P1個でカウンタを含め動作させています。
以下、コイルの巻き方を参考までにご紹介。
まずは、材料から。
・接続用のピンプラグ
・外径10φのプラパイプ
・15φの収縮チューブ
・必要長のポリウレタン銅線
最初にピンプラグを加工します。カバー部分を外して、カバー取り付け用のネジ山をヤスリで削ってしまいます。
次にコイルを巻くボビン部分を作ります。プラパイプ5cmを切り出します。片側に1cm程度の切り込みを入れておきます。
プラパイプにポリウレタン銅線を巻いていきます。銅線は、切り込みを入れた側がら先端側に直線に伸ばし、先端側から必要巻数を巻いていきます。あとでプラパイプをスライドさせるので、先端側にはある程度余分を残しておきます。
銅線の端をピンプラグに仮付けします。この時点で本体側に接続し、発信周波数を確認します。巻き数を減らしながら、目的周波数に調整します。
調整が完了したら、プラパイプをスライドさせて、ピンプラグ側にはめ込みます。
この状態で再度発振周波数を確認し、問題なければ収縮チューブを被せて完成です。
今回は3本のコイルで、2.5MHz~100MHzまでカバーできました。コイルあたりのカバー範囲は、バリコンの容量によります。
コイルの巻き方で、もう少し周波数範囲の拡大はできそうです。今回使用したカウンタが最大150MHzまでなので、高い周波数側の拡大はプリスケーラの追加か、別のカウンタを使う必要がありそうです。
いつになるかは分かりませんが、入手可能な部品で構成できるよう検討してみます。
本日の小平ARCでのアイボールならびに自作品のご説明ありがとうございます。
大変丁寧なつくりに感嘆しました。
私も6mのアンテナがPan52sのみで横長で使いづらいことから、縦長のスカイドアがほしくなりました。
またいろいろと教えてください。
tnx de JG1SNX