もむでんブログ

U-23日本代表は残り2試合をサバイバルレースに挑むことに・・・

既に試合終了から22時間ほどが経過しているため結果はご承知おきの通りですが、サッカーのU-23日本代表は、シリアと首位を争う重要な試合を後半ロスタイムにロングシュートで失点するという衝撃的な内容で星を落としています。

「あと2分・・・。」

そう思いながらハラハラして試合を見守っていましたが、シリア選手が中盤からボールを頭でつついてそのまま勢いに乗り前進し、振り抜いた右足から放たれたボールは、あまりに見事にゴールの枠を捕らえてしまいました。

「あっ・・・。」

家族が寝ているので叫ぶに叫べずに声を飲み込みましたが、スコアはわずかなロスタイムのみを残し1-2。
直後からあからさまに時間稼ぎを繰り返すシリア選手。
セットプレーのチャンスなどもありましたが、物にできず無情な笛。

勝って勝ち点3を奪えば残り2試合で勝ち点1を積めば良く、引き分けで勝ち点1でも残り1勝1分で乗り切れる算段だったはずが、残り2連勝でシリアの取りこぼしを待つか、ともに2連勝の場合は得失点差と総得点にまでもつれる可能性が出てきました。

ピッチの悪さや長距離の移動など、悪条件が重なったことありますが、それにしてもパスをつないでサイドバックの攻め上がりを使う持ち味がまったく活かせませんでした。
中盤がまったく機能せず、相手の早い寄せに対し前線のボールの納まりが悪く支配率が下がっていましたが、ドリブルで仕掛けたり要所で好パスを出す清武の不在がまともに響いていたように見えました。日本は残りのバーレーン、マレーシアとの試合でも、絶対的エースの清武を欠いて戦う可能性が高く、層の薄さを露呈した格好になっています。

日本はここのところワールドカップの連続出場やアジアカップの優勝などで、アジアで勝って当たり前的な雰囲気が出ていますが、トルシエ時代を除くと、いずれも勢いで接戦の連続を物にしたケースが多く、アジアでも絶対的な力を持っているとは言えません。
U-23やU-20は中東の若年層が強く、一方で日本はタレントの層の厚さも年代でばらつきがあり、今回メンバーがいたU-20がアジア予選で敗れたのは記憶に新しい出来事です。
マスコミが現実をきちんと報道せずに下手に期待だけが集まるよりは、一旦予選で敗れて上記のような現実に目覚めるというのもあっても良いと個人的には思っていますが、実際に出場する選手たちには世界大会に出ることが何よりも大きな経験です。その経験が個人やチームの力を伸ばすでしょうし、世界大会に出ることによってどこかのスカウトの目に止まる選手が出て、レベルの高いチームやリーグでもまれて成長することもあると思います。多少まぐれや勢いで勝ち抜くことがあっても本線に出場して欲しいと思います。
(あくまでも現在のチームが弱いと行っているわけではなく、混戦状態には多少なりとも運や勢いが必要だという意味です。)

というわけで、残り2試合、少しでも多く点を取って勝つように心の底から応援します!


ところで、今回は怪我をした清武が離脱しただけでなく、フル代表のAマッチではないので前2試合のラッキーボーイの大津を呼べませんでした。欧州組でいうと宇佐美も呼ばれていませんでしたね(呼べなかった?)。
本来はU-23世代の香川は既にフル代表のエース格でチームでも活躍しているため、恐らく協会もフル代表に専念させるでしょう。それだけにAマッチデー以外は召集できません。
国内のメンバーでは浦和の原口元気や名古屋の金崎あたりの再召集、京都の18歳のFW久保の「飛び級」なんかもあっても良いかもしれません。
次の召集にも注目したいと思います。
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