3週間前に開幕した「大つけ麺博」もいよいよ最終週の第四陣が開幕しました。
最後を飾るのはこの10店。
都道府県名が書いていないのでわかりませんが、今回は東日本のみとなっており、8店が関東、1店が東北、1店が北陸です。
そもそも今回は西日本が極端に少なったです。
佐賀の「夢を語れ」、大阪の「KÜCHE」、広島の「衝青天」、三重の「特濃のどぐろつけ麺 smile」の4店くらいで、中部地区は長野の「らぁ麺しろがね」「気むずかし家」「麺屋どんく」、岐阜の「豆天狗」、静岡の「RAMEN VILLAGE CAFÉ」で、西日本の4店より多い5店になっています。
西日本が4店中1店しか行っていないのに、中部は5店中4店行っています。
というのも、西日本は自分が避けたいがっつり系やピリ辛系に、昨年頂いたものと、”今回外すルール”に合致するものが多かったですからね・・・。
さて、第四陣は常連のお店が多い印象ですが、昨年と同じメニューで出しているのは「特級鶏蕎麦龍介」の「龍介つけ蕎麦」のみ。
宮城の「あはれ」は恐らく初出店でしょうか。ご当地麺の辛味噌のつけめんで出品。
同じく千葉の「二代目五右衛門」も初出店で、トレンドの「昆布水つけ麺」を出品。
このイベントの常連「頑者」は例年濃厚豚骨甲殻系を出し続けてきましたが、今回は初心に帰って「つけめん」を出品。
昨年出店していた新潟の「麺屋愛心」は東京の「麺屋愛心TOKYO」で出店し、海老のビスクを使った担々麺から、海老のビスクのつけめんへ。
「博多ラーメン でぶちゃん」は昨年の「博多ラーメン」から「汁なし背脂つけ麺」へ。
「宝来軒」は背脂生姜味噌ラーメンから魚介つけめんへ。
「麺堂稲葉」は濃厚鶏白湯は変わらずで、今年も商品サブタイトルを「B’z」の曲名に。
「麺屋 音」は昨年の日本三大地鶏の鶏白湯ラーメンから、三大地鶏×伊勢海老の濃厚つけめんへ。
地元新宿の「小麦と肉 桃の木」は2019年以来の出店でしょうか。その際は鯛と鶏白湯の濃厚塩つけめんでしたが、伊勢海老味噌と鶏白湯のつけめんになっています。
うむむ、これは迷うなあ。
連続出店でもメニューが変わっているお店が多く、
外すとしたら、第一陣の際に決めた店選びのルールで、ピリ辛系の「あはれ」、昨年と同じメニューの「特級鶏蕎麦龍介」になります。
「特級鶏蕎麦龍介」は自分の好きな濃厚鶏白湯で完成度が高いだけに迷う・・・。
しかし、この2店を外しても8店あるので、どう絞るべきか。
ええい!考えてもしょうがないのでまずは食べたいものを食べましょう!
まず向かったのは千葉から初出店の「二代目五右衛門」。
40店中3店ある昆布水つけめんの3店目です。
その特徴は動物系メインの清湯が多い中、いりこ出汁のつけダレ。
そして、塩で食べることにもこだわりがある様子。
並びは2番目をゲットし、すぐにお店の前へ。
店員さんが話してくれましたが、東京に出店すること自体も初なのだそうです。
9分ほどで出品作「昆布水つけ麺」をゲット。
おぉ、昆布水がたっぷり。
正直、昆布水つけめん2店目の「RAMEN VILLAGE CAFÉ」は昆布水が少なかったので、やっぱこれぐらいないとね、と思ってしまいました(苦笑)。
まずは麺をそのまま頂きます。
うん、とろみのある昆布水がしっかり絡んで昆布の香りが良いです。
全粒粉の中太麺で、しっかり締められて歯応えも良く、昆布水のおかげで食感も良し。
そして続いては鯛の出汁の塩で頂きます。
おぉ、この塩美味い!
今まで大半の昆布水つけめんが藻塩だったと思いますが、鯛の旨味が加わるとここまで美味いの?というレベル。
しその葉を絡ませるとさらに違う美味しさに!
これhは今までの昆布水つけめんについてきた塩で頂くパターンの中でも最高クラスに美味いです。
ではつけダレで頂きましょう。
つけダレはいりこの出汁で茶濁しているのでしょうか。
いりこ独特の香ばしさと旨味があり、昆布水と合わさることでこれまた今まで味わったことのない昆布水つけめんの味です。
チャーシューは麺の上の肩ロース肉。
薄切りですがカットが大きくてうれしいです。
肉質しっとり、味つけも薄めでこのつけめんの味わいの邪魔をしない良い存在感。
つけダレには小ぶりですが豚もも肉と思しきチャーシューが潜んでいます。
脂身がほとんどないのが良いですね。
このつけダレは動物系の油は合わなそうなので。
そしてレモンの味変も。
全体的にさっぱり味ですが、さらにレモンの酸味で爽快感が加わってまた違う味に。
塩の横にあったしその葉を入れても美味かったです。
そしてラストは昆布水割に。
麺が昆布水にコーティングされていることと、淡麗系のさっぱり味なので気にならなかったのですが、つけダレの塩味は結構高めだったようで、昆布水は全部入れるくらいで飲むにはちょうど良い塩味になります。
その為の昆布水の量だったたのか・・・。
昆布水割はぬるくなってしまうのが唯一の欠点ですが、旨味の点では比類ないので自分は好きです。
麺をいろいろな味わいで楽しむつけめんでかなり美味しいと思いました。
続いては茨城から出店の「麺堂稲葉」へ。
もはやこのイベントの常連も常連。
例年「つけめんウルトラソウル」「【愛のバクダン】ウルトラ超絶モチモチ麺の肉汁つけめん」と「B’z」の曲名で出品しており、昨年は2023年の新曲「STARS」からつけた「シン・鶏白湯つけめんSTARS」でしたが、今年は「熱き鼓動の果て」で来ましたかw。
受付時は10人番目。
ですが、10分経たないくらいで出品作「小麦と鶏を極めたつけめん『熱き鼓動の果て』」をゲット!
おぉー、来たよ、来ましたよ、超超極太平打ち麺。
一昨年の太麺から、昨年極太平打ち麺にリニューアルしましたが、昨年はもう少しツヤツヤ系の白っぽい麺だったのを小麦の色濃い感じにリニューアル。
しっかり冷水で締められて噛み応えも良し、小麦の風味ももちろん良し。
つけます!
うわぁ、わかっていたことですが想像通りの絡みの良さ。
鶏ポタ系つけダレは味付けは濃すぎず、鶏の風味は超満点。
「小麦と鶏を極めたつけめん」の名に偽りなし。
今回の味変トッピングは鶏そぼろ。
ラー油でちょっとピリ辛、甘じょっぱい味付け。
つけダレの塩味そのものはそんなに濃くないので、麺にチョンと乗せてつけダレを絡ませると、ちょっと濃いめのピリ辛味に味変で良い感じ。
ラストはスープ割り。
ですが、こんな張り紙が。
えぇ?、②はよくあるベースのスープや魚介出汁で薄めるやり方ですが、①はカレー風味ですと・・・。
迷った末に①のカレー風味昆布だし割りにしました。
これがまた、鶏白湯にマッチしてて美味し!
カレーのベースに豚骨白湯を使うというのは聞きますが、鶏白湯でカレーのスープ割りにするとはナイスアイディア。
つけめんそのものはマイナーバージョンアップ的な感じでしたが、このスープ割りだけでも今回頂いた価値があるかも。
とりあえず、結構胃袋が良い感じでスペースがなくなってきたので、今回はこの2食で終わりにしました。
今回は淡麗系昆布水つけめんのちょっと新しい形と、濃厚鶏白湯のバージョンアップを楽しめて良かったです。
10月は26・27食目で、2023年通算144食(102すすり30つけ12まぜ)になりました。
10月は27食と暴食レベルで頂いてしまい、この「大つけ麺博」のおかげで、”つけ”が”すすり”を猛追していますが、それも来週前半までですかね・・・。