日本がけっぷちで最終戦へ：FIFAワールドカップブラジル大会

既にいろいろな報道で知るところですが、FIFAワールドカップのグループリーグC、日本の第二戦、ギリシャ戦は相手選手が前半に退場するなどして優位な状況で進んだものの、決定力を欠いてスコアレスドローで終了しています。

この結果、既にコートジボワールに勝利していたコロンビアが勝ち点6を確保し、同1の日本とギリシャが上回る可能性がなくなり、Cグループ2位以上を確定しています。

10人の相手に勝ち点3を得ることができなかったため酷評している報道も多いですが、実は2位を狙うなら引き分けは都合の良い結果となっています。

なぜかと言いますと、ギリシャは得失点差こそ下回るものの日本と同じ勝ち点1を手にしたことで、最終戦に勝利することで直接対戦するコートジボワールはもちろん、Cグループ最強とみられるコロンビアと対戦する日本をも上回る可能性があり、消化試合とならないからです。
日本はと言いますと、勝利が必須ではあるものの、対戦相手コロンビアは既に2位以内を確保しており、主力を休ませるならここしかありません。
これがギリシャに日本が勝っていると、コロンビアが日本に敗れた際、コートジボワールが戦意を失ったギリシャに大勝すると得失点差で敗退する可能性もあり、コロンビアは手を抜かないであろうからです。

もちろん、ギリシャ戦で勝利していれば、コロンビア戦に引き分けてもコートジボワールがギリシャに引き分けるか負ける可能性もなくはないですが、モチベーションを失ったギリシャがコートジボワールに引き分け以上になる可能性は極めて下がります。

現在の勝ち点と対戦を考えると、コロンビアが唯一手を抜けるのはこの試合で、残り3チームはガチンコで臨む必要があります。
そう、この引き分けで一番得をしたのは日本です。

こうなったら、6月25日は気合を入れて5時起きし、全力で応援しようではありませんか。