今日は日本最大のサッカーオープントーナメント「天皇杯」の決勝の日。
東京に来て30年経ち、いろいろなサッカーの試合を見ましたが、実は天皇杯決勝だけは生観戦していないんですね。
大みそかと元旦はこれまで昨年以外すべて実家に帰っているもので。
昨年は見るチャンスでしたが、チケットの枚数が劇的に少なくプレミアチケットでしたし。
しかし、よくよく調べてみたら、アジアカップがワールドカップ開催翌年の1月開催になってからは、代表の合宿の時間を設けるために12月中にやっていたことがあったそうで。
そう言えば、天皇杯やってないじゃんという時もあったような。
実家に帰省するときは元旦に帰京することも多くて見逃すことも多いので、気づいていませんでした。
で今回、新国立競技場での決勝チケットは準決勝の結果が出た直後で既に完売でしたが、なんと一般再発売があるとのこと。
対戦が変わるのでリセールか何かで売り出すのですかね。
その結果・・・。
取れました!
初新国立競技場です。
オリンピックは国立競技場開催の種目が取れないうえに最終的に無観客でしたし、サッカーもそもそも客を入れられないのに国立使いませんしね・・・。
スタジアム前の広場は人でごった返しています。
天皇杯公式級のオブジェにも人だかりが。
おぉ、バックスタンドですが良い席です。
2層目なので程よい高さで程よい距離感。
陸上トラックがなければもっと見やすいのですが、それはしょうがなし。
こちらは浦和レッズ側サイドスタンド。
もう三層目まで真っ赤です。
今年はリーグで3位以内を狙える時期もありましたが最終的に6位、ACLはこの試合次第でボルテージも最高潮。
しかし、準決勝見ましたが、契約更改しない槙野と宇賀神がサブには入っているものの、あとは知っている選手はGKの西川とMF関根ぐらい・・・。
監督が代わって、代表クラスを取ってくる方針から、J2で実績を残している選手などを集め、随分選手を入れ替えたようです。
大分側も結構青く染まっています。
リーグは結局J2降格ですが、天皇杯ではJ1で圧倒的な結果を残した川崎を準決勝でPKの末破るというジャイアントキリング。
この試合で"J2からACL"を目指します。
オープニングセレモニーです。
この試合のキャッチフレーズ「頂上決戦」の4文字。」
おぉ、大分側スタンドが・・・。
2008年にナビスコカップ(現在のルヴァンカップ)を制し、この試合で☆2個目を取るという宣言です。
そして試合球のセットは元なでしこジャパンの岩清水選手とブラインドサッカーの日本代表選手。
名前は失念しました・・・。すみません。
両チーム円陣を組み・・・。
さあキックオフ!
浦和ボールですが、DFは4バックなものの、サイドバックがハーフラインまで押し上げて2バックのように構えています。
試合はいきなり動いて、開始5分に浦和が右サイド深く侵入、大分GKを引っ張り出してマイナスのグラウンダーを送ると浦和の江坂が右足一閃。
GKが戻り切れず、ボールはDFの間を抜けてネットを揺らします。
喜ぶ浦和の選手たち。
試合はその後無理を犯さない浦和が、中盤の競り合いで確実に相手をつぶして攻撃させず、準決勝のC大阪戦のような展開で後半も進みます。
大分はドリブルの上手い選手がいるわけでもなく、キープ力があってボールがさばける選手がいるでもなく、一方でDFはそれなりにまとまって浦和に決定機を作らせないのですが、試合も残り10分ほどになって、大分は長身FW長沢を投入。
一方で、浦和はFWユンカーなどを下げて宇賀神と槙野を投入し、フィールド上にはDF登録がなんと6人。
こりゃ厳しいなと思っていましたが・・・。
逆に中盤で持たせてもらえるようになったので、早めにサイドにつないでハイクロスをガンガン上げて長沢に集めます。
すると、もう残り僅かの所で、左サイドから右足で挙げたボールはコース・スピードとも質の高いクロスで曲がり落ち、ファーサイドのMFペレイラの頭にドンピシャ!
何と土壇場で大分が同点に追いつきました。
これは、中盤のバランスを崩してDFに人を並べた浦和が延長戦不利なのではと思っていましたが・・・。
ロスタイムに入り浦和がコーナーキックを得ると、ゴール正面へのクリアボールをダイレクトシュート、それを槙野が頭でコースを変え、ボールがネットに突き刺さリました。
直後タイムアップとなり喜ぶ浦和イレブン。
一方であと少しのところまで浦和を追い詰めた大分は足取りも重い状況。
しかし、J2に落ちるチームがトーナメントで決勝まで進んでこれほど熱い試合をするとは誰が想像したでしょうか(サポーターはしていたかもしれませんが)。
来年は残念ながらJ2に舞台を移しますが、今日のような試合を続けてくれるなら、必ずや1年でJ1へ戻れると信じています。
そして浦和は優勝した2017年以来5年ぶりACLの出場権を獲得しました。
川崎F、横浜FM、神戸と4チームで上位を独占して欲しいものです。
いやあ、それにしても熱い試合でした。
熱気を覚ましつつ駅に向かう道には金のポストが。
そういえば、今年の一文字は「金」でしたね。
これで今年のサッカー観戦、スポーツ観戦はすべて終了です。
来年は新しく始まるラグビーのリーグワンからスタートすることとなりそうです。
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