まさかアルゼンチンが・・・。
試合は朝起きてニュース等を見ず、録画で見ました。
引き締まった中盤の守りからアルゼンチンの3バックのサイドのスペースを突こうとするクロアチア、細かくパスをつなごうとするアルゼンチンでしたが、お互いに無理をしない感じで前半は静かに進み、そのまま終了しました。
試合は後半に入り、序盤は前半同様静かに始まりましたが、アルゼンチンはアイスランド戦以上にパスのつながりが悪く、見せ場らしい見せ場が作れません。
その要因は、クロアチアの中盤の技巧の高さとしっかりしたディフェンス。
エースのMFモドリッチはもちろん、FWのマンジュキッチも前線からプレスをかけ、アルゼンチンの3バックやGKにまでもプレッシャーをかけるシーンが前半から目につきました。
そのプレッシャーが実を結んだのが後半8分でした。
クロアチアの縦へのボールは、枚数の少ないクロアチアには収まらず、アルゼンチンのDFメルカドが難なくGKのカバジェロにバックパス。
メルカドはサイドに開いてカバジェロからのリターンを受けようとしますが、ボールをチェイスしたクロアチアのMFレビッチは、カバジェロとメルカドのパスコースを遮り、カバジェロはそれを浮かしたパスでかわそうとしたのですが・・・。
キックはなんと当たりそこねで、レビッチへのふわりとした最高のパスに。
それを迷わずボレーで振りぬくと、ボールは軽く弧を描いてアルゼンチンゴールへ。
攻撃に枚数をかけていない場面にもかかわらず、クロアチアに待望の先制点が転がり込みました。
前半、ともに一桁のシュート数だった両チームでしたが、ここから試合は激しく動きます。
アルゼンチンは先制された直後にアグエロに変えてイグアイン、さらに直後にはパボン、68分にはセリエA得点ランク3位の新星ディバラと立て続けに攻撃のカードを切ります。
後半の半分ほどで前半のシュート数を上回り、後半30分前後にはアルゼンチン、クロアチアともフリーのチャンスを作りますが、しかしシュートは枠に飛ばず。
アルゼンチンはリフレッシュした選手たちを中心に攻めに出るも、細かいパスは周到なクロアチアの守備網にからめとられ、CKを数多く得るも、高さで劣る相手にチャンスを作れず、メッシも運動量も少なくマークを外せない状況で決定的な仕事は何一つできず。試合は残り10分に。
クロアチアは、先制後はボールを奪っても2~3人しか攻めに出ず、無理をしませんが、それをこじ開けたのが初戦でもPKでゴールしたモドリッチ。
前線でボールをキープし、左・右と切り返してマークを揺さぶると、右にできたわずかなコースに右足インフロントでミドルシュート。
ボール1・2個分のカーブをかけてく飛んだボールは、枠の外からポストすれすれにゴールマウスに飛び込み、カバジェロの差し出した手をあざ笑うかのようにゴール!
2人で攻めたクロアチアが追加点を奪いました。
その後もアルゼンチンは攻勢を強めるしかありませんが展開は変わらず、アディショナルタイムにはカウンターから数的優位を作り、ラキッチがダメ押しゴール。
クロアチアが3-0でアルゼンチンを下しました。
いやあ・・・、
サッカーって何があるかわからないですね。
予想では"美しく攻め合う試合で個の力でアルゼンチンが勝つ"的な内容でしたが、その個の力は全く発揮されず、チーム力でもクロアチアが上回った印象でした。
それでも、あの事故のような先制点さえなければ・・・。
サッカーに"タラレバ"は禁物ですが、それでも中盤から前線のボール奪取力で上回り、モドリッチが輝きを放つクロアチアが1点は取ってしまったかもしれないですね。
そうなると、崩しの工夫のなかったアルゼンチンは、アイスランドを個でもチーム力でも上回る相手に1点を奪うのは厳しかったでしょう。
というわけで、今夜行われるナイジェリア-アイスランドの結果を待たず、クロアチアはグループ突破が確定。
アルゼンチンは同様にナイジェリア-アイスランドの結果にかかわらず敗退は決定しませんが、もしアイスランドが勝ち、最終戦でクロアチア-アイスランドが引き分けてしまうとアルゼンチンの最終戦の結果にかかわらずアルゼンチンがグループ敗退となります。
アルゼンチンにとっての一番のシナリオは、ナイジェリアがアイスランドに勝ち、そのナイジェリアを直接対決で下すこと。
その上で、アイスランドの引き分け以下の結果に期待することになります。
私の予想は未知のアフリカ相手にアイスランドが屈するとしていますが・・・。
クロアチアはグループCの1位が有力視されるフランスとの対戦を避けるため、アイスランドとは引き分け以上を狙うはず。
チーム力の差を考えると普通にやればクロアチアが勝つ可能性は高いですが、クロアチアは引き分けで良いですし、Euroや今大会初戦で見せたアイスランドの善戦ぶりは今夜も何を起こすかわかりません。
個人的にはアルゼンチンに勝ち残ってもらって、メッシにはまだまだ輝いてもらいたいですが・・・。
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