もむでんブログ

来年は四国でJリーグブーム?

今日は、国立競技場で一発勝負のJ1昇格決定戦が行われ、J2で4位の徳島ヴォルティスが、J2で3位の京都サンガを2-0で破り、四国勢として初のJ1昇格を決めました。

昨年は5位のジェフユナイテッド千葉が4位の横浜FCを、6位の大分トリニータが3位の京都サンガをともに4-0の驚きのスコアで破った後の決勝で、大分がジェフを1-0で破るという結果で、まさに実力伯仲のJ2ならではの結果でした。

今年は3位京都サンガ、4位徳島ヴォルティス、5位ジェフユナイテッド千葉、6位Vファーレン長崎がプレーオフ進出。
一発勝負で引き分けの場合リーグで上位チームが進出するアドバンテージで、準決勝は3位京都、4位徳島がともに引き分けで決勝進出。
今年はそのまま上位が勝つ順当な結果となるかと思われた試合は、前半の終了前に立て続けに奪った2つのゴールで徳島が四国勢初のJ1昇格となっています。

政令指定都市がなく、人口の合計が400万人に満たない四国から初のJ1チームが誕生しました。

徳島はJ2で在籍9年、「四国ダービー」のライバル愛媛は8年。
その間、徳島は2006~8年で最下位、その後は9位・8位・4位と着実にステップアップしたものの、2012年は15位。
1年での巻き返しに成功して今回の栄冠をつかみました。

そのメンバーはと言いますと、DF三木・千代反田、MF柴崎・アレックス・太田、FW鈴木達など、J1経験者で締められている印象で、チーム全体でも徳島出身は3人という構成。
人口が少なく特定の高校が強い徳島出身の選手が少なく、やはりJ1経験者で固められているのはJ2チームとしては致し方ないところです。
それでも、ピークを過ぎたビッグネームはおらず、比較的近い将来を見据えた現実的なチーム作りでここまでたどり着いた印象です。
J1で残留するには少し物足りない印象は否めませんが、初の四国勢のJ1チームとして、旋風を巻き起こすことを期待します。

そして、2014年の徳島・愛媛の四国ダービーはなくなりましたが、本日行われたJ2入れ替え戦で四国にJ通算3チーム目が誕生しました。
そう、J2で22位の鳥取に入れ替え戦で勝利したカマタマーレ讃岐です。
2011年にJFLに初参戦した讃岐は11位・4位と着実にステップアップ。
今年はAC長野パルセイロの後塵を拝し2位だったものの、長野がJ2ライセンスを持たないために、J2昇格条件を満たした讃岐が入れ替え戦に進出し、ホームで1-1、アウェーで1-0の勝利を収めて昇格を勝ち取りました。
こちらの選手はJ1経験者はさすがに少なく、J2やJFLでの移籍中心ですが、やはり人口の少ない四国ですので、香川出身は2名と致し方ないところです。

徳島・愛媛・讃岐と3チームのJチームが揃ったことで、各チームを目指す若年層の底上げも期待したいですね。

ちなみに、讃岐を上回るJFL優勝のAC長野パルセイロは、J2ライセンスがなかったために、2014年設立のJ3に参加することになりました。
長野サポーターは憤まんやるかたなしでしょうが、横浜フリューゲルスの解散以来収支に厳しいJリーグですので、そこは理解頂いて、今後のクラブ・サポーターの一体となった強化によって、松本との切磋琢磨の関係を築いて頂けたら良いのかなと思います。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「サッカー・フットサル」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事