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氷月神示 扁桃 その1193

国之常立神より皆様へ

今、書き手のヒヅキさんに確認してもらッタ所、下欄の「式神」のタグからも、「その74」のエディと翠さんの戦いの場面の記事に行けますので、お知らせします

さて、邪霊達は次第に力量のあるものが出てきて、翠さんの家の敷地の結界に小さな穴を開けて入り込んでくるようになり、彼女は自分がいる居間を箱型に結界で包んで応戦せざるを得なかった
彼女は邪霊達と戦う内に心で彼らと対話することができるようになり、彼らの身の上話を聞いたりもした
彼らの大抵は、不幸な事件に出くわし、失望したりひねくれたりしてその内悪い仲間に入り、しまいに魔術を扱うイシヤのような仲間になり、死後は使役される霊になったとのことだった
彼女は悔い改めれば神様に許されるから、と彼らを懸命に説得し、それもあり彼らは最後には素直に昇天するものが多かった
最後の4人はてこずった
エジプト王のA○世、トルコの天文学者、アラビアの元船乗り、そして最後はイシヤの導師のZ (2代目)だった
彼らは強い術を使え、部屋の内部にまで入ってきたので、翠さんは自分をドーム型の結界で包んで守る場合もあった
Aはサタンの言うことを聞いて、悪い仲間を集めたと言った
天文学者はトルコの宮中で反逆罪で一時とらえられた
船乗りも陰謀を手伝う悪い商売をしていたと言った
Zはポーランド人で悪いことの跡継ぎに選ばれたと言った
…翠さんがようやく最後の一人を神仏に助けてもらって昇天させると、遠方で心で見ていた導師のエディは全ての手持ちの邪霊 (85体) を失った
…彼は困って大サタン、ベルゼブルを呼び出し、どうしたらいいかと尋ねた
ベルゼブルは自分が行くという意志を示し、姿を消し、そして翠さんの前に現れた…

この時長年ベルゼブルを時折演じてきたアダム=キリストは、ひそかな計画があった
彼は数万年前に、熾天使ルシフェルに扮し、ある国の巫女見習いの少女サモルエ (イブ=ミロクの小さな分けみたま) を守護する内に彼女を愛し、心乱れて波動が低く落ち、恐ろしい大サタンになってしまったという演技をしたと、私は以前にこのブログで話しました…
それは神様の作戦上、アダムが偽の大サタンに扮してサタン達の群れを誘導し、未来に祓いやすくまとめるためであり、彼はサタン達の見ている前で、天使から堕天使に変わる演技を必要としたからです……
(60万体のサタン達は愛がないので互いに仲が悪く、地上ではばらばらに住み、とてもすばしこくてつかまえにくいから、アダムは神様と相談してこの方法を取った)
…それは非常にうまく行き、彼らはアダムを真のこわいサタンと信じて疑わなかった
…アダムは時折ではあってもサタン達の中にいることを苦痛に感じ、辛抱しながら大胆な演技をし、トリックで悪いことをしないようにすり替えてごまかし、ベルゼブルの威風を保ちながら、
彼らにはみんなで憎い神に復讐しようと言って回ってグループ化を進めた
時にはサタンと仲のよい人間の魔女の霊に扮してさえ、声をかけて回った
そうして、10体から数百、数千体単位までの様々なグループ化に成功した…
数万年以上かかったが、アダムは時折サタンの姿で隙を見て、そばにいるサタン達を祓うこともあった…
それで、魂の妹のイブ=ミロク=翠さんが転生するまでに、彼は20万体のサタンを自力で祓い、後は40万体を残すのみとなった

彼はベルゼブルの役の最後の仕事として、覚醒し始めた翠さんに祓われるシナリオを持っていた……
そのために、この数万年、我慢をしてきたのだ……どんなに嫌な境遇でも……
それは、彼がサタンの役をやめられる、念願の日だった

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