皆：又来たんかいな
わし：話すことがいっぱいあると言ったやロウ
ミロクの翠さんは、月にご縁があると、前にわしは言ったけれど、どこの誰かはわからない、月光仮面みたいな、もんや
こんな仮面なんて、もういらン 、とはマンガの「黄色い手袋X青年」は一度もはずさんかったけど、読者には、きっとこの人やないかなあ、と思ウようにはなっていた、
彼が居ない時に、おっちょこちょいの城 大介記者が現れ、大介が不在の時に、突如賢い手袋Xが物陰から現れるからや、そやけど、連載作品としては特に大きく完結せずに終わったみたいなので、さいごまデ手袋がどこの誰なのか、わからへんかったのやったなあ…
月光仮面と同じや、
しかも、大介の騒がしいドジぶりと、(後半は、けっこうまじめやったけど、) Xの隙を見せないサーカスのような敏捷ぶりとでは、比べるべくもないわなあ…
キャラクターが、あまりにも違い過ぎて、こんなん、同一人物のわけないやろ、という解離性人格障害みたいな、ちゃらんぽらんぶりや、
他にも、作画者の桑田次郎さんは、自分のオリジナル作品で、「エスパー3」というのを描いている、
そこでは後年目が見えなくなった金持ちの青年が、代償に3つの超能力を手に入れ、時々サングラスとマント姿に変身して、悪と戦う話や…
目が見えなくても、透視、テレパシー、観念動力 (物を念じて動かす力) ですばしこく動いて戦えるのやが、さすがに目が見えんのに、そんなに動けるのか、疑問やな…
まあ、観念動力を応用しているのかもしれんが、作品としてはオモシロクテ、上出来やった、それに、主人公のその秋月青年がハンサムでかっこよくてな…、
桑田氏の描くその頃のヒーローは、エイトマンの東八郎にしろ、キングロボの宇宙人が変身した兄にしろ、この秋月にしろ、みんな同じ顔の超ハンサムで感じのよい、上品な青年や…顔の似ている城 大介だけが、少しコミカルな顔に変えてあるけどな、
みな：…あんた、何が言いたい、
わたい：…あ、そやからな、むっつりいつも黙っている、たまに口を開けばわしにため口で返答する、あいそのない書き手のヒヅキサンと、わしがかわいがってる、担当のシグマ、あいや、マンガの「鋼鉄人間シグマ」の高性能のロボットみたいに優秀な、何でもわしらの難しい依頼をこなし、わしのことをお父様、兄のアダムをお兄様と呼ぶ、上品な？翠さん(イブ=ミロク)とが、同じ人物のわけない？やロウ、と思わへんか？
(そうやな…)
「鋼鉄人間シグマ」でもな、スーパーロボットのシグマと、主人公の花巻進少年とが顔がそっくりだったため、進はロボットをとらえようと探す者達に間違われ、大変な目にあうそうや…
ほんまに、困ったもんやで……
ということで、マンガ「11月のギムナジウム」で、美少年で人気者のトーマがミロクやとすると、彼とそっくりやけど髪の形も色も目の色も違う転入生のエーリクは、優しくておとなしいトーマとは異なり、短気ですぐけんか騒ぎを起こすので、さしずめ社交下手のヒヅキサンみたいなもんやな、
彼女も目立たん人やけど、ただわしの声が聞こえるので、忠実に、丁寧に書いてくれる、その事は非常に感謝しております、ありがとうな…
今回は、いつも疲れても、がんばって書いてくれるヒヅキサンに、たまにお礼を言いたくて、話題に取り上げてみました…
(ヒヅキの声：か、書くのはいいのですけれど、自分のことを載せていただくより、や、休みがほしいです……)
後でヒヅキの感想：私は、「鋼鉄人間シグマ」(1964~65年) というマンガは、まったく知りませんでした
けれど、国之常立神様が語りながら、「シグマ」と突然おっしゃり、
私は「え？シグマですか？ オズマというのは、聞いたことがありますが、…あれは、『巨人の星』だったかな、」と言うと、
やはり「シグマ」とだけ重ねておっしゃり黙って待っておられるので、ネットで調べると、このマンガのことなど数種類が、出てきました…
これですかと古そうな方の絵を見せてお聞きすると、「そうだ」とおっしゃりました
あらすじを読んで、驚きました
確かに、ロボットと瓜二つの少年の話らしく、今国之常立神様が話しておられる、取り違えのテーマにぴったりの内容だったからです…
国之常立神様の口述を筆記していると、たまにこのような、人智を越えた偶然というか、さすがに神様は何でも知ってらっしゃるのだなあ、と感心することがあります…
