五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

またまた熊本城常駐を行う

2010-11-06 19:29:23 | 五高の歴史

今日はまたまた熊本城常駐を行ってきた。先に紹介したように個人で観光に来た人を一時間程度で案内してやることである。

今日のお客さんは三組を案内した。最初は、千葉の人三名で友達間の旅行のようで、次が大阪の人は夫婦と兄弟の三名組で、午後が福岡の人夫婦であった。いずれの皆さんもかって小学校の修学旅行程度では熊本城を訪問したことがあるが、すでに三〇年以上も前のことになり殆ど忘れてしまったと言うことであった。

例のごとく、二の丸駐車場の出発から、西出丸長塀を眺め、この復元工事は平成15~6年頃に完成したものであることを説明する。大天守閣、小天守閣、そして宇土櫓の三つの櫓が見えるこの地点が熊本城を遠望するのにもっとも美しい場所であると言うことを説明し、西大手門、南大手門、南坂の説明、に向かう


そして明治二年には鎮西鎮台、所謂軍隊が駐屯して、石垣や櫓のじゃまになる部分は撤去してしまったものであることを説明する。

明治三十五年には明治天皇の行幸があり、この南坂はお召し車が通れないので新しい道、所謂御幸坂が開通した事を説明する。この道路を横断し頬当門から入城するものである。その途中では宇土櫓の武者返しの石垣を見てこの全体像は加藤神社の入り口のお立ち台からは十分に写真の撮影ポイントであることを説明する。

左が昔の南坂の位置で右が現在の御幸坂