五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

相変わらず雨模様の天気である。

2016-03-14 05:34:03 | 日常生活について
今朝も寒いその上雨が降っているまだ春雨ではないだろう。俺の部屋は十二度しかない。暖房を点けなければ居れる状態ではない気象は何か可笑しいようである。朝からは冷たく寒いが昼になると暑く半袖の状態にしなければ服もいらない状態になる。気象状況でも予報が出来ず困ると話が合っていた。これも神様が人間どもと言うことで困らせているのかもしれない。

高校の授業では、国文学の上田英夫教授の「金塊集」や「万葉集」についての講義に定評があり、それを聞くのが実に楽しかった。自分でも作歌して見る気になり一年生の二学期に「竜南」に十首ばかり投稿したところ入選しネーム入りのメダルを貰った。
   羊歯の葉の二つ三つ見え祖土の香り冷たき山切りの道        朝な朝な庭に散り敷く櫨もみじ踏むに清しも土しめりせる

それがきっかけで、やがて編集委員に推された。雑誌は年二回の発行であった。外目には何の屈託もない天衣無法に見えたが何といっても多感な青春時代である。内面にはそれぞれ異なった人生観や社会観を持ち未来への理想や抱負も線さ万別であった。